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EC2インスタンス作成が2回目以降の場合の手順

Last updated at Posted at 2020-08-03

無料使用期間について

アカウント作成から12ヶ月間、以下のアプリケーションは無料で利用できます。12ヶ月間の無料期間を過ぎた後、課金が開始されます。
また、12ヶ月以内でも使用量が無料利用枠を超えた場合、料金がかかるので注意が必要です。

カリキュラム内で使用したサービスの無料枠は以下の通りです。
○Amazon EC2
 ・750時間/月 (t2.microインスタンスの使用もこれに含む)まで
○Amazon S3:
 ・5GBの標準ストレージ、20,000件のGETリクエスト、2,000件のPUTリクエスト
○Elastic IPアドレス
 ・実行中のインスタンスに関連づけられたElastic IPアドレスを1つだけ
 ・インスタンスに紐付いていないElastic IPアドレスは全て課金対象
○IAM
 ・IAMユーザーの一時的なセキュリティ認証情報を使用して他のAWSサービスにアクセスするときのみ料金が発生

2つ目以降のインスタンスを立ち上げる際に踏む手順

1 Elastic IPアドレスを解放する
2 (すでに作成済みで、これ以上必要の無い場合)紐付いているS3バケットを削除する
3 インスタンスを削除する
4 新たなインスタンス立ち上げを行う

1.Elastic IPアドレスを解放しよう

Elastic IPアドレスは、停止しているインスタンスに関連づけられている場合に時間ごとに料金が発生します。そのため、インスタンスを停止するときにElastic IPアドレスを解放する必要があります。

  1. https://console.aws.amazon.com/ec2/) にある Amazon EC2 コンソールを開きます。


  2. ナビゲーションペインで [Elastic IP] を選択します。


  3. Elastic IP アドレスを選択し、[Actions]、[Release addresses] の順に選択します。プロンプトが表示されたら、[Release] を選択します。

参考URL:Elastic IPアドレスを解放する方法

2.S3バケットを削除しよう

今後、使用予定のない不要なバケットである場合、以下の手順で削除することができます。(ただし、同じバケット名を別のサービス等で使いたい場合は、バケットの中身を空にするようにしてください。)

  1. AWS マネジメントコンソール にサインインし、Amazon S3 コンソール (https://console.aws.amazon.com/s3/) を開きます。


  2. [バケット名] リストで、削除するバケットの名前の横にあるバケットアイコンを選択し、[バケットを削除する] を選択します。

  3. [バケットを削除する] ダイアログボックスで、削除するバケットの名前を確認のために入力し、[確認] を選択します。

参考URL: S3バケットを削除する方法

3.EC2インスタンスを停止させましょう

インスタンスを停止するとEIastic IPアドレスは関連づけられなくなるので、あらかじめEIastic IPアドレスを解放し課金されないように気をつけましょう。

  1. ナビゲーションペインで [Instances] を選択し、インスタンスを選択します。


  2. [Actions] を選択して [Instance State] を選択し、[Stop] を選択します。
    [Stop] が無効になっている場合は、インスタンスが既に停止しているか、またはルートボリュームがインスタンスストアボリュームです。(インスタンスを停止すると、インスタンスストアボリューム上のデータは消去されます。インスタンスストアボリュームのデータを保持するには、このデータを永続的ストレージに必ずバックアップしてください。)


  3. 確認ダイアログボックスで [Yes, Stop] を選択します。
    ※インスタンスが停止するまで、数分かかる場合があります。

参考URL: インスタンスの停止と起動

最後に

費用はこまめに確認する

発生している料金については、AWSの請求ダッシュボードからいつでも確認することができます。気になる場合は、こまめに確認するようにしましょう。

インスタンスを複数作成して課金されたとしたらいくら位になるのか

もしインスタンスの停止やElastic IPアドレスの解放を失念した状態で複数のインスタンスを作成した場合、状況によりますが500~3000円程度の費用が発生します。もちろん状況によっては数万円程度に達することもありますが、多くの場合法外な費用が発生するわけではないので、落ち着いて対応しましょう。

法外な課金がされる場合

awsのアクセスキーをgithubにpushした際などに、不正に利用されて数十万円の課金がされることがあります。基本的にTECH::EXPERTのカリキュラムのみに沿って進めて頂いた場合はその可能性はありません。一方、Webで検索して見つけた記事などを参考にし、デプロイ作業等を進める場合は注意してください。

不明な課金がされている場合

その他にも数十円の料金が発生していたり、不明な料金が発生していることがあったら以下のような対応を取りましょう。
 ・AWSのカスタマーサポートに問い合わせてみる
 ・解決しない場合は、AWSのアカウントごと消去する

高度な設定

費用発生を最小限に留めるために、EC2を自動でシャットダウンされるように設定したり、無料利用枠を超えないようにS3でオブジェクトの有効期限を設定できたりします。以下のリンクを参考にしてください。


無駄なコストを省こう!AWSで消し忘れを防止するためにチェックすべき7つのポイント

AWSのようなクラウドコンピューティングサービスはこれからも広く使われて行くものです。エンジニアになった後も、頻繁に使用することでしょう。正しく使えば適正な費用しか発生しませんので、ぜひしっかりと調査を行いつつ、様々なチャレンジをしてみてください!

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