IBM Planning Analytics(TM1)の2.1.25について、IBMが修正一覧(Fix List)とPlanning Analytics Local 2.1.25のダウンロードの案内を公開しました。この記事では、2026年10月27日時点の公式情報から、更新を検討するときに押さえておきたい点をまとめます。
IBM非公式の個人による記事です。修正の正確な条件は、記事末尾のIBMの公式情報で確認してください。修正一覧18件の日本語の要約と、更新前のチェックリストは、記事末尾のリンク先(note)にまとめています。
公開状況
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 修正一覧(Fix List) | 「IBM Planning Analytics 2.1.25 Fix List」。最終更新 2026年10月25日。LocalとCloudの両方が対象 |
| ダウンロード | 「Planning Analytics Local 2.1.25 is now available for download from Fix Central」。初回公開・リリース日とも 2026年10月26日 |
| パッケージ | Multi-platform(OSごとのインストールキットを含む、約23.87GB) |
| あわせて推奨 | PAW、PAfE、Spreadsheet Services も 2.1.25 を展開 |
| 修正件数 | 18件(TM1 Server 6、PAW 3、PAfE 6、Spreadsheet Services 3)。CVE(脆弱性)の修正は含まれていない |
TM1 Serverの異常終了の修正
18件のうち、運用への影響が大きいのはTM1 Serverの異常終了の修正です。
| ID | 内容 | 関係しそうな環境 |
|---|---|---|
| DT505099 | 要素名にダブルクォーテーションを含む監査ログを照会すると、Access Violationで異常終了 | 監査ログ(AuditLogOn)を使い、照会している |
| DT502461 | TM1.Setに不正なロギングレベルの値があると、MDXのSET式の評価中に異常終了 | サーバーのログ設定を変えている |
| DT496246 | メモリに読み込まれていないキューブのログ設定を}CubePropertiesで更新すると異常終了 | TIなどでキューブのログ設定を変える処理がある |
| DT464719 | ロックされた要素を更新すると異常終了 | 要素のロックを使っている |
ほかに、PAWの日課が夏時間の設定で1時間遅れて実行される問題(DT418542)や、PAfE 2.1.19.4以降で要素を追加したあとにレポートの更新で#NUM!が返る問題(DT504581)なども修正されています。
更新を検討するときのポイント
- 2.1.23以前なら、まず2.1.24のセキュリティ修正:PAWを含むPAの脆弱性(CVE-2026-19620、CVE-2026-85457など)は2.1.24で修正されています
- 修正一覧とダウンロードの両方を確認する:修正一覧が先に公開され、ダウンロードの開始が後になることがあります
- Javaの脆弱性(CVE-2026-91403)への対応は、修正一覧からは分からない:引き続きIBMのセキュリティ情報を確認します
もっと詳しく
修正一覧18件の日本語の要約、自分の環境に当てはまるかの確認ポイント、更新前のチェックリストは、noteにまとめています。