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PHP2Shell(CVE-2026-109618/109619)へのIBMの対応まとめ:API Connect・QRadar・IWSと、Planning Analytics(TM1)利用者の確認点

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2026年10月21日に公表されたPHPの緊急の脆弱性(CVE-2026-109618/CVE-2026-109619、通称PHP2Shell)について、IBMが製品ごとに声明やセキュリティ情報を出しています。この記事では、2026年10月25日(日本時間)時点で確認できたIBMの公式情報を、表で整理します。

IBM非公式の個人による記事です。脆弱性の情報は短い期間で更新されるので、対応を決めるときは記事末尾の公式情報を確認してください。IBM Planning Analytics(TM1)の利用者向けの読み解きは、記事末尾のリンク先(note)で詳しくまとめています。

IBMの製品別の対応(2026年10月25日時点)

製品 IBMの判断 対応 補足
API Connect(V12 On-Prem 12.1.0.0〜12.1.1.3、V10 On-Prem 10.0.8.0〜10.0.8.13) 影響あり(Developer Portal) iFixを提供 適用できない場合はDeveloper Portalの無効化を推奨。WAFなどの効果は保証しないと明記
QRadar SIEM(7.6.0.0〜7.6.0.5、7.5.0〜7.5.0 UP16 IF02) 影響あり 修正版は未提供。ホットフィックスで緩和 10/23更新:HA構成のセカンダリーにも自動適用する版に更新
IBM Workload Scheduler(10.2.0〜10.2.8) 影響なし ― Dynamic Workload ConsoleはJava/LibertyでPHPを実行していない。同梱の.phpは実行されないサンプル
IBM Cloud Internet Services(WAF) ― 10/21にルールを緊急追加、10/22にCVEを示す名前に更新 10/22の更新は名前と説明のみで、検知ロジックは不変
TM1/Planning Analytics/Cognos Analytics 声明なし(確認できず) ― 「影響なし」の確定ではない

あわせて、IBMのニュースサイトIBM Thinkが10月22日に、実際の攻撃が報告されていることを伝え、「すぐに修正し、修正できないものは隔離する」よう呼びかけています。

声明から読み取れるIBMの考え方

  • 判定の軸は「PHPを実行しているか」:IWSは、.phpファイルがあっても実行していないので影響なし、と判断している
  • 確実な暫定策は「止める・隔離する」:API ConnectはDeveloper Portalの無効化を、確実に推奨できる唯一の策としている
  • WAFは補助:外部の防御策の効果は、IBMとして保証していない
  • 冗長化はすべてのホストを確認:QRadarでは、緩和策がHAのセカンダリーに当たっていなかった

Planning Analytics(TM1)の環境で確認すること

PA自体はPHPで動く製品ではなく、今回の2件についてPAを対象にしたIBMの声明も確認できません。確認するのは、PAの周りです。

  • PAのREST APIをAPI Connectで公開しているなら、Developer PortalへのiFixの適用
  • PAのサーバーのログをQRadarで監視しているなら、ホットフィックスの適用(HAはセカンダリーまで)
  • PAの周辺で動いている、IBM以外のPHPのシステム(社内ポータル、監視ツールなど)

なお、PHPとは別件で、PA自体の脆弱性(CVE-2026-19620、CVE-2026-85457など)がPlanning Analytics Workspace 2.1.24で修正されています。PHPの件で環境を見直すついでに、PAのバージョンも確認しておくのがおすすめです。

もっと詳しく

製品ごとの声明の詳細、PA利用者向けのチェックリスト、2.1.24の件との関係は、noteにまとめています。

PA本体と周辺システムを確認するコマンドは、前回のQiitaの記事で紹介しています。

公式情報

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