More than 5 years have passed since last update.

PaaS の OpenShift(v3) Origin クラスタを OSX 上に構築する

Last updated at 2016-12-07Posted at 2016-12-07

PaaS の OpenShift(v3) Origin クラスタを OSX 上に構築する

1. はじめに

PaaS の１つである OpenShift(Origin)をオンプレミス（ローカル）のOSX上に構築する方法を記載します。

なお、OpenShift(Origin)の使い方については本記事では取扱いません。

クラスタ用サーバを別途自分で準備してAnsibleを利用してプロビジョニングする方法で
何度か実施しましたが（Ansibleのバージョンが低かったからか？）、
AnsibleのPlaybookが途中で失敗してしまったため

の方法でVagrantとAnsibleを利用してVirtualBox上に複数ノードクラスタ環境（デフォルトのCentOS）を構築します。

検証環境等でのデモ、素振り用などの参考にして頂ければと思います。

2. 環境

OSX Yosemite
VirtualBox バージョン 5.1.4
Vagrant 1.8.5
Ansible 2.3.0 (devel 324702c38f) last updated 2016/11/22

今回インストール

OpenShift Origin
- OpenShift Master: v1.3.1
- Kubernetes Master: v1.3.0+52492b4

3. 前提条件、事前準備

OSX にVirtualBox, Vagrant ,Ansibleがインストールされている前提です。
Vagrantへvagrant-hostmanager,vagrant-sshfs,landrushのプラグインをインストールしておきます。

インストール方法は以下

vagrant plugin install vagrant-hostmanager
vagrant plugin install vagrant-sshfs
vagrant plugin install landrush

なお、landrushのプラグインについて、自分の環境ではインストールに失敗してしまいました。
Vagrantfile上では必須ではなかったため、深追いはせずにインストールせずに進めました。
landrushがインストールされていない場合
Vagrant up時に
note: landrush plugin is not installed, run vagrant plugin install landrush to install it.
と出ますが
今回作成されるVMの名前解決に必要な情報についてホストOSX上の/etc/hostsへ
以下が追記されますので動作確認にあたっては特に問題ないと思います。

192.168.50.23	admin1.example.com
192.168.50.23	admin1
192.168.50.20	master1.example.com
192.168.50.20	master1
192.168.50.21	node1.example.com
192.168.50.21	node1
192.168.50.22	node2.example.com
192.168.50.22	node2

4. 手順

Terminalで以下を実施します。

# 公式のGithubから　Git clone と　Vagrantfileのディレクトリへ移動
git clone https://github.com/openshift/openshift-ansible-contrib.git ; cd openshift-ansible-contrib/vagrant
# VMの作成とプロビジョニング
vagrant up

(参考)　以下Ansibleのプロビジョニング結果