#IPアドレス
IPアドレスと呼ばれる識別番号が端末やネットワーク機器に割り当てられている。
現在広く使われているIPv4では、IPアドレスは2進数32ビットで表現され、ネットワーク番号とホスト番号で構成されている。2進数では見づらいため8ビット区切り、10進数へ変換して表される。
この図でいう248.100.196.50が__IPアドレス__という。さらにこれをさらに人間に分かりやすくするために、アルファベットと数字や記号などで別名をつけたものを__ドメイン名__という。例えば、「www.qiita.co.jp」などである。
#DNS
Domain Name Systemの略。IPアドレスとドメイン名は一意に紐付ける必要があり、これを__名前解決__という。この名前解決を行うもののうち最もよく利用されているのが「DNSによる名前解決」である。
それを行うサーバーをDNSサーバーという。利用者がDNSサーバーへ問い合わせた際、相互に連携しているDNSサーバー同士が、それぞれ所有している情報を元に処理を行う階層構造になっている。
ホスト名（ドメイン名）からIPアドレスを求める操作を「正引き」、IPアドレスからホスト名(ドメイン名)を求める操作を「逆引き」という。
（DNSの構造は、図を見れば理解が容易なので、こちらをご参考にされてください。）
#FQDN
Fully Qualified Domain Nameの略。直訳すると「完全修飾ドメイン名」。「ホスト名+ドメイン名」を指す。つまりホストとドメインを合わせた情報を持つもの。
- ホスト名・・・ネットワーク上のコンピュータを特定する
- ドメイン名・・・インターネット上のネットワークを特定する
- FQDN・・・インターネット上の特定のコンピュータを特定する
##ドメインツリー
ドメインの親子関係、つまり縦のつながりを持っているのを「ドメインツリー」という。
例えばこの図では、「jp」というドメインによって「co.jp」というドメインが管理されているという構図になる。
同様の仕組みで管理しているため、最後にはホストであるコンピュータまでたどり着くというツリー構造になっている。