はじめに
はじめまして。7月から新たにITプロダクト開発チームに加わった奈良です!
この記事では、非IT企業 でエンジニアとして働き始めた僕が、2カ月間で感じたことや学んだことをお伝えします。
転職を検討している方や、非IT企業 でのエンジニアの働き方に興味がある方の参考になれば幸いです。
前職ではどういうことをしていたの?
僕は20代ですが 、実はここが3社目です。簡単に経歴紹介します。
アパレルECサイト時代
1社目では、アパレルEC会社の社内SE として、社内の業務効率化ツール(主に Excel 作業の自動化)の開発を1年弱していました。エンジニアの人数が少なく、新卒ながらワンマンでツール開発を行っていました。もっとエンジニアとしての専門性を高めたいという思いがあり転職を決意しました。また自分自身色んな会社を見てみたいという思いもあり、SIerではなくSESを選びました。
SES企業時代
2社目では、SES企業で色んな会社に常駐するエンジニアをしていました。
ここでは約2年間で4つの現場を回らせてもらいました。(契約上詳細は記載できませんが、概略を紹介します)
ETL ツールの保守開発(要件定義~運用保守)
↓
ウイルス検知ツールの新規開発(詳細設計~単体テスト)
↓
ETL ツールの保守開発(開発)
↓
Chatbot アプリの新規開発(開発~単体テスト)
1 社目でPythonを使っていたこともあり、すべての現場がPythonによる開発でした。
また 1個目の現場でAWSを利用したこと がきっかけで、その後もほとんどAWSの現場でした。
なんでまた転職しようと思ったの?
自分のようなエンジニア初心者でも、色んな会社のスタンダードを知ることができるのでSES企業に就職してとても良かったと思います。
一方で業態上仕方ないのですが、自分のスキルとマッチした企業に常駐して開発することが多く、マネジメント領域やより新しいスキルを身につけるには難しいと感じていました 。
またSESあるあるではありますが、
- 現場に居る時間が長く帰属意識が薄れた
- 社内のエンジニアと交流があまりないことが寂しく感じた
- プロダクトへのかかわり方に物足りなさを感じることがあった
といった点も気になり始めました。
一度自分の市場価値を確かめるために転職サイトに登録し転職活動を始め、その後オファーをいただき入社いたしました。
入社前に不安だったこと
僕がオファーをいただいた後に感じていた不安は下記の4つです。
- 非ITの事業会社なので技術スタックや開発環境がレガシーでないか
- エンジニア同士の交流や情報共有は本当に盛んか
- キャリアやスキル成長の機会はあるのか
- 働き方も含めついていけるかな...
実際に働いてみて感じたこと
技術スタック・開発環境
非ITの事業会社ということで、求人ではモダンっぽくても、レガシーな技術を使用しているかもと思っていました が、実際は非常にモダンでした。むしろ、新しいAIのツールを導入したりすることに非常に前向きで、キャッチアップが大変なくらいです(笑)
言語もTypescriptやPythonが主流で、インフラも AWS をしっかり活用しています。
社内はAIツールの導入に前向きで、定期的に新ツールの導入検証を行っています。
CI/CDやテスト環境の整備、開発フロー改善にも取り組んでおり、SES時代のどの現場よりも整備されている印象です。
また開発手法についてもゴールが曖昧でスプリントを回しているだけの「なんちゃってアジャイル 」ではなく、スクラムイベント等しっかりやる正真正銘のアジャイルスクラム開発なのでメリハリをもって開発できます。
エンジニア組織の雰囲気
僕の属しているITプロダクト開発チームに は5名のエンジニアがいて、2つの開発ラインに分かれています。
ITプロダクト開発チーム の雰囲気は、コミュニケーションが活発でとても良い雰囲気です。チームリーダーとも喋りやすく、週1で行っているチームMTG も和やかな雰囲気で盛り上がることも多いです。
このようにチームの風通しが良いおかげで、 何か決めごとをするときも年齢や入社時期にかかわらず活発に議論が行われており、 チームのアウトプットを良いものにしようという気概を感じます。
さらに、開発チームでは、難しいタスクを担当した人を全員でサポートする文化があるので、
「声を上げた人が損をしない」 という雰囲気が醸成されており、チーム全体で課題を解決しようとする姿勢がとても魅力的に感じています。
キャリア成長
幅広いキャリアが用意されていました。
実際、いつかマネジメント領域もやってみたいと相談したところ、インターン生の統括を任せてもらえることになりました。
なので、自分のやりたいことを明確に持っておくことが大事だと感じ、また相談するとすぐに対応してくれる風潮はとてもありがたいと感じました。
また技術者としても成長できるように、社内向けアプリを個人開発してリリースするプロジェクトもあります。このプロジェクトでは、技術選定やデプロイ環境の整備など、プロダクト立ち上げ期でないとできない経験をさせてもらえるので、エンジニアとしての力が上がっているように感じます。
自己研鑽だけでなく、外部研修の募集やイベントも豊富にあり、スキルアップの機会が十分に用意されていると思います。
ついていけるかどうか
実は一番これが不安でしたが、チームメンバーからの手厚いサポートがあり杞憂に終わりました。
参加したプロジェクトの中でTypeScriptを使っているシステムの改修タスクを任されたことがあったのですが、未経験の言語だったので さっぱりわからず、調べながらやっていました。
それを軽く先輩に相談したところ、勉強会を開いてくださり言語としての文法はもちろん概念なども分かりやすく説明してくれました。
また、開発チームも分からないことをいつでも聞ける雰囲気なので、質問がしやすく、メンバーみんなが手厚くフォローしてくださるおかげでスムーズなキャッチアップができました。
また働き方に関しても、ここ1年フルリモートで働いていたこともありついていけるか心配でしたが 、フレックスもしっかり使える環境ですし、出社必須のMTGが無ければリモートワークと出社が自由に選択できる働きやすさ抜群の環境でした。
入社してからのギャップ
入社する前に感じていた不安が解消された点は良いギャップとなりました。
ネガティブに感じるギャップは特になかったので 、大変だった点を記述していこうと思います。
まず、 部門内の各チーム との顔合わせがチーム数が多く大変でした。顔合わせの時間自体は楽しいのですが、名前が覚えきれないのが申し訳ない気持ちでした。ただ、顔合わせのおかげで、出社した際に話しかけてもらえ、見たことない人がいなくなりオフィスでの安心感が上がるのでありがたかったです。
次に、時間の使い方についてです。以前はSESで開発業務に専念していましたが、現在は事業会社としての業務も加わり、より幅広い役割を担うようになりました。そのため、効率的な時間管理が求められる場面が増えています。また、会議やイベントの機会も以前より多くなりましたが、これは社員として事業全体に関わるための大切な時間だと感じています。開発だけでなく、会社全体の動きを理解できる良い機会なので、今後はさらに時間の使い方を工夫しながら、タスクを着実に進めていきたいと思います。
今後挑戦したいこと
まずはチームの力になれるようになりたいです。 まだタスクを取るときに、自走している感触が少ないので、どんどんタスク取って早く慣れていきたいと思います。
また、新しいプロダクトに携わる機会も多いので、アプリ開発だけでなく ネットワークやインフラの部分の知識強化を行い要件定義~設計のフェーズでも活躍できるようになりたいと思います。
開発以外では、インターン生や後輩にしっかりと教育をできるようになりたいと思いました。いつまでも教えてもらう側ではなく、教えてもらったことをしっかりと新しい人にも引き継げるようになりたいです。
まとめ
この2カ月を通して、ITプロダクト開発チームはエ ンジニアがモチベーション高く働ける環境が整っていると感じました。
「ワークライフバランスを大事にしながらも、しっかりと開発に取り組みたい」
「新しい技術に挑戦して、スキルを磨きたい」
「仲間と切磋琢磨しながら成長したい」
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