11
12

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 3 years have passed since last update.

Blazor(C#)をDockerで動かす方法

Last updated at Posted at 2020-09-23

Blazorとは、

Blazor は、.NET を使って対話型のクライアント側 Web UI を構築するためのフレームワークです。
・JavaScript の代わりに C# を使って、優れた対話型 UI を作成します。
・.NET で記述された、サーバー側とクライアント側のアプリのロジックを共有します。
・モバイル ブラウザーを含めた広範なブラウザーのサポートのために、HTML および CSS として UI をレンダリングします。
・Docker などの最新のホスティング プラットフォームと統合します。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/aspnet/core/blazor/?view=aspnetcore-3.1

なるほど、すごいですね。

BlazorをDocker上で動かしてみたのでその手順をまとめたいと思います。

今回はASP.NET Core Blazor のホスティング モデルで構築したいと思います。
ブラウザ側ではWebAssembly ベースの .NET ランタイム(Blazor WebAssembly) が動作してます。

dotnet-3.1.402 docker-19.03.12

まずはプロジェクトを作成します

下記コマンドを実行してください。プロジェクト名はBrazorwasmDotNetCoreHostedWithDockerとしています。

dotnet new blazorwasm --hosted -o BrazorwasmDotNetCoreHostedWithDocker

すると、

キャプチャ.JPG

こんな感じで、サーバ側、クライアント側、共通部分のプロジェクトができるかと思います。

ローカルで動作確認します

cd BrazorwasmDotNetCoreHostedWithDocker
dotnet publish

うまくいっていれば、プロジェクトは以下のServer\bin\Debug\netcoreapp3.1\publishに実行ファイルが出力されているはずです。
その配下にwwwrootがいることを確認してください。そこが公開フォルダとなります。

起動いたします。

cd Server\bin\Debug\netcoreapp3.1\publish
dotnet BrazorwasmDotNetCoreHostedWithDocker.Server.dll

こんな感じでログが出力されます。
キャプチャ.JPG
その中にContent root pathというものがあるかと思いますが、そこがコンテントルートとなり、その下のwwwrootが公開フォルダとなります。

ブラウザ上からhttp://localhost:5000/にアクセスして、下記のようなページが表示されれば成功です。
キャプチャ.JPG

上記と同じことをDocker上でします。

Dockerfile作ります

プロジェクトのトップに下記のようなDockerファイルを作成します。

Dockerfile
# コンパイルします
FROM mcr.microsoft.com/dotnet/core/sdk:3.1 AS build-env
WORKDIR /app
# 配下のもの全部コピーしてrestoreします
COPY . ./
RUN dotnet restore
# outディレクトリに発行します
RUN dotnet publish -c Release -o out

# 実行用Imageを用意します
FROM mcr.microsoft.com/dotnet/core/aspnet:3.1
WORKDIR /app
COPY --from=build-env /app/out .
EXPOSE 80
ENTRYPOINT ["dotnet", "BrazorwasmDotNetCoreHostedWithDocker.Server.dll"]

実行用のイメージに関してですが、
コンテントルートパスはdotnetコマンド実行ディレクトリとなり、/appの直下にwwwrootを持ってくるように設定しております。

Docker buildします

プロジェクト直下まで戻っていただいて、

docker build -t brazorwasmdotnetcorehosted .

こちら実行します。brazorwasmdotnetcorehostedというイメージで作成しています。
docker imagesして、イメージができていれば成功です。
キャプチャ.JPG

Docker runします

docker run -d -p 80:80 brazorwasmdotnetcorehosted:latest --rm

http://localhost/にアクセスすれば、先ほどのページが表示されるはずです。

ちなみにスタンドアローン(静的コンテンツのみ)の場合は

最初のプロジェクトを作るときに、

dotnet new blazorwasm -o BrazorwasmDotNetCoreStandAloneWithDocker

とし、Dockerfileで構築すればいけます。nginxで動かしています。

Dockerfile
# コンパイルします
FROM mcr.microsoft.com/dotnet/core/sdk:3.1 AS build-env
WORKDIR /app
# 配下のもの全部コピーしてrestoreします
COPY . ./
RUN dotnet restore
# outディレクトリに発行します
RUN dotnet publish -c Release -o out

FROM nginx:alpine
EXPOSE 80
COPY --from=build-env /app/out/wwwroot /usr/share/nginx/html
11
12
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
11
12

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?