よく利用する npm ( Node Package Manager ) コマンドをまとめてみました。
エイリアスが多数ありますが一番短くて入力しやすいものを併記しています。
初期化
カレントディレクトリに package.json
が作成されます。
npm init
コマンドを入力するとプロジェクト名やバージョンなどを聞かれるので答えていきます。
package name
には、その時のカレントディレクトリの名前が入ります。
package name: (test)
version: (1.0.0)
description:
entry point: (index.js)
test command:
git repository:
keywords:
author:
license: (ISC)
最後にこの内容で書き込んでよいか尋ねられるので、y
を入力すると package.json
が作成されます。
About to write to C:\...\package.json:
{
"name": "test",
"version": "1.0.0",
"description": "",
"main": "index.js",
"scripts": {
"test": "echo \"Error: no test specified\" && exit 1"
},
"author": "",
"license": "ISC"
}
Is this OK? (yes)
質問に答えるのが面倒な場合は以下のコマンドを入力すると package.json
が作成されます。
npm init -yes
npm init -y
バージョン確認
npm のバージョン確認
npm -version
npm -v
パッケージのバージョン確認
npm パッケージ名 -version
npm パッケージ名 -v
パッケージのインストール
npm install パッケージ名
npm i パッケージ名
オプションのエイリアスは他にも add
も指定可能です。
npm add パッケージ名
複数インストール
パッケージ名をスペース区切りで記述します。
npm install パッケージ1 パッケージ2 パッケージ3
npm i パッケージ1 パッケージ2 パッケージ3
バージョンを指定してインストール
パッケージ名の後にバージョン番号を記述します。
npm install パッケージ名@1.2.3
npm i パッケージ名@1.2.3
グローバルにインストール
npm install -global パッケージ名
npm install -g パッケージ名
依存関係を package.json に書き込まないでインストール
package.json
に書き込まない場合に指定します。
npm install -no-save パッケージ
npm i -no-save パッケージ
依存関係を package.json に書き込んでインストール
dependencies
package.json
の dependencies
にパッケージ名とバージョンが追記されます。
npm install -save パッケージ
npm i -S パッケージ
save-optional
package.json
の optionalDependencies
に依存するけれど必須ではないパッケージとして追記されます。
npm install -save-optional パッケージ
npm i -save-optional パッケージ
save-dev
package.json
の devDependencies
に開発に使用するパッケージとして追記されます。
npm install -save-dev パッケージ
npm i -D パッケージ
package.json に記述されたすべてのパッケージをインストール
npm install
npm i
package-lock.json に記述されたすべてのパッケージをインストール
npm ci
パッケージのアンインストール
npm uninstall パッケージ名
npm r パッケージ名
オプションのエイリアスは他にも unlink
un
remove
rm
も指定可能です。
npm unlink パッケージ
npm un パッケージ
npm remove パッケージ
npm rm パッケージ
複数のパッケージをアンインストール
パッケージ名をスペース区切りで記述します。
npm uninstall パッケージ1 パッケージ2 パッケージ3
npm r パッケージ1 パッケージ2 パッケージ3
グローバルのパッケージをアンインストール
npm uninstall -global パッケージ名
npm uninstall -g パッケージ名
未使用のパッケージをアンインストール
package.json
に記述されていないパッケージをアンインストールします。
npm prune
パッケージのアップデート
npm update パッケージ
グローバルのパッケージをアップデート
npm update -global パッケージ
npm update -g パッケージ
package.json に記述されたすべてのパッケージをアップデート
npm update
パッケージに新しいバージョンが存在するか確認
npm outdated
グローバルのパッケージに新しいバージョンが存在するか確認
npm outdated -g
npm-check-updates
update
を使用した場合、以下の問題点があるため npm-check-updates
というパッケージを使用して行う。
- メジャーバージョンのアップデートまで行わない
- package.json の更新はしない
npm-check-updates
は、package.json
を更新するだけでパッケージの更新は行いません。
そのため、 package.json
の更新後、 npm update
でパッケージを更新する必要があります。
インストール
どのプロジェクトでも利用可能にするためにグローバルにインストールします。
npm install -global npm-check-updates
npm i -g npm-check-updates
バージョン確認
package.json
に記載されているパッケージの現在インストールされているバージョンと最新バージョンが一覧表示されます。
ncu
特定のパッケージを除外
指定したパッケージ以外の情報が一覧表示されます。
ncu -x パッケージ
package.json の更新
ncu -u
特定のパッケージを更新
ncu -u パッケージ
複数のパッケージを更新
パッケージ名をスペース区切りで記述します。
ncu -u パッケージ1 パッケージ2 パッケージ3
特定のパッケージを除外して更新
ncu -u -x パッケージ
パッケージのアップデート
package.json
が更新されたため、パッケージのアップデートを行います。
npm update
パッケージの情報を表示
npm list
npm ls
オプションのエイリアスは他にも la
ll
も指定可能です。
npm la
npm ll
第一階層のパッケージのみ表示
npm list -depth=0
グローバルインストールされたパッケージの一覧を表示
npm list -global
npm list -g
パッケージの脆弱性確認
npm audit
脆弱なパッケージの依存関係と互換性のあるものを更新
npm audit fix
JSON形式で脆弱性のあるパッケージの情報を取得
npm audit -json
npmで利用できるコマンド確認
npm
で利用できるコマンドを確認できます。
npm -l