この記事について
『生成AI』と『ある1人の怪しいおじさん』の距離感を記録する記事です。
どんな生成AIを使い、何を試して、どう感じたのかをまとめています。
以下について、予めご承知おきください。
- 独断と偏見の塊のような記事です
- この記事自体には、あまり詳細な実験エビデンスは含まれません
- 本記事は、生成AIを用いて執筆しています(人間による最終推敲はしています)
先月号はこちら↓
怪しいおじさんについて
守秘義務もあるので具体的な話は避けますが、ざっくりとした怪しさをご紹介します。
おじさんに興味があればクリックしてください🐶
- SE兼プログラマー
- 業界歴20年ぐらい
- SESの客先常駐SE
- 5名前後のプロジェクトでPM・PL経験有り
- 大規模開発のチームリーダー経験有り
- 要件整理、ヒアリングが得意
- 業務標準化が得意
- 実務では、Java系Webアプリ開発が多い
- 趣味では、PythonやNode.js系もよく触る
生成AIの利用状況
2026年10月15日時点の利用状況です。
| サービス | プラン | 価格 | 主な用途・所感 |
|---|---|---|---|
| ChatGPT | Plus | $20 / 月(税別) | ・普段使い・調査・下書き ・画像生成、Codexでの開発 ・GPT-6のUIは好印象。余計な提案や品質の波には不満 |
| Google AI | Pro | 2,900円 / 月 | ・日本語レビュー ・GeminiでBGM生成 ・音楽制作にも用途が広がった |
| Claude | Pro | $20 / 月(税別) | ・Claude Codeでのゲーム開発 ・日本語レビュー ・UIは無難で、磨き込みには追加指示が必要 |
| Grok | 旧Premium | 980円 / 月 | ・Xでの情報探索 ・思考モードを利用可能に ・まだ十分には使い込めていない |
※価格は各サービスの公式料金表などを確認した通常の月額です。
※実際の請求額は契約経路や税・割引で異なる場合があります。
※Grokは旧Premiumであり、新しいPlus(月額1,280円)とは別のプランです。
つまり、簡単に言うとこうです。
- 普段使いは相変わらずChatGPT
- 個人で本格的なゲーム開発に取り組んでみた
- ChatGPTで要件、設計整理
- CodexとClaude Codeを使い分けたゲームロジック実装
- 画像生成はChatGPT
- BGM生成はGemini
- SEはフリー素材を利用
- 音声のローカル生成(Irodori TTS)
- Grokは旧Premiumに入ってみたが、あまり試せていない
もっと詳しく見たい方はクリックしてください🐶
ChatGPT
今もChatGPTを一番多く使っています。
ChatとCodex/Workの使用上限枠が別管理というのは大きい恩恵です。
また、ChatでもGitHub連携を使えるのが非常に優秀な点だと思っています。
- GitHubにメモ置き場のリポジトリを作り、Chatへの指示だけで気軽に調査結果を残せる
- 開発コードの調査や微修正もChatで依頼できる
つまり、Codex/Workの使用量をケチれるわけですw
10月にはGPT-6を使えるようになり、回答が画面上で見やすく、操作もしやすくなった点を高く評価しています。こういう方向の進化は、素直に便利だと思います。
ただ、頼んでいない追加提案をしたり、勝手に実装を進めたがったりする場面もあります。「必要なら〜」「さらに〜」が増え出すと、おじさんの警戒レベルが上がります。回答の品質にも波を感じます。急に賢くなったかと思えば、数日経てば劣化したなと感じることもあります。
OpenAIのサービスも決して万能ではありません。言うことを聞かないストレスはありますが、Chatの使いやすさと、Codex/Workとの使用上限枠を分ける仕組みは、他社との大きな違いだと思います。
Google AI
趣味の制作では、GeminiでBGMを生成しました。
Geminiは日本語を話させたり、歌わせるとまだ怖いですが、BGMは良いなと思いました!
ゲームの画像を添付して、次のように2行ほど指示するだけでBGMができてしまいます。
ボーカルなし、このゲームに合うBGMを作成してください。
幻想的で壮大なオープニングBGMを想定します。
Google AI Proに加入していれば、3分程度の曲が生成できます。気に入らなければ指示を変えて再生成できますし、生成回数にも余裕があります。
X投稿用のちょっとしたネタ画像を作るときにも利用します。動画生成は少し試しましたが、10秒以内という非常に短い動画しか作れないのでお遊び程度です。しかも、こちらは1日3回しか作れませんw
あと、ChatGPT Atlasがなくなったため、ChromeでWeb画面を見せながら要約してもらうときは、Chrome in Geminiを使うことが増えました。
Claude
Claude Codeを使って、実際に開発タスクを進めています。Codexよりも余計な実装を行わずに堅実に実装を進めてくれる印象はありますが、UIは無難な仕上がりで止まりやすい印象です。また、Claude Code単体では画像を生成できないため、画像生成とロジック実装を組み合わせる場合は、Codexに軍配が上がります。
Codexでは余計なものを削る追加指示、Claude Codeでは足りないものを追加で実装指示する。どちらを使っても、人間による磨き込みは残るという所感ではあります。
Grok / X
Free利用から、料金改定前の旧体系でPremium契約に変わりました。思考モードが利用できるようになったのは興味深いものの、正直まだ使い込んでいません。
10月12日発表の新体系では、旧Premiumに相当するのは新Plus(月額1,280円、Web契約)です。旧Premiumの通常料金980円とは別なので注意が必要です。既存の旧契約は自動移行されないとの報道もあります。
新PlusにはCursorも含まれるとのことですが、正直言ってCursorを使ったことがないので魅力が理解できていません。この辺は追って興味を持ってみたいと思います。
ローカルAIとその他の制作ツール
MacBook Air M5(24GB)では、OpenCodeとローカルLLMの組み合わせも試しました。ただ、今回の用途ではGPT-OSS 20B級あたりが実用上の限界でした。動かせることと、開発を快適に進められることは別でして、到底実用レベルとは言えませんでした。ただ、エージェントらしく動く様子を見られただけでも感動しましたw
個人開発ではローカルの画像生成も試しましたが、今回の用途では品質面から断念しました。ただし、最初からクオリティをローカル画像生成レベルに固定すれば使えると思います!
一方で、Irodori TTSのようなローカル音声合成は実用レベルだと思って採用しました。
これをローカルで実現できたことに感動しました!
実務利用との境界
今回のゲーム制作はあくまで個人の趣味です。ただ、コードもファイルもそれなりの量があるプロジェクトなので、実務の開発にも通じる面があると考えています。
仕事では、クラウドサービスにデータを入力してよいかという課題があります。ただ、それが許されるなら、開発エージェントはかなり実用的で、採用しない理由は少ないと思います。
この課題をガバナンスで解決するのか、ローカル環境で解決するのか。今後が楽しみです。
ただし、開発エージェントにも弱点はあります。しばらくしてからコードを見直すと、過去の実装の残骸が散らかっていたり、責務の分け方が下手だったりします。コメントがほとんどなく、テストケースも不十分なことがあります。
こうした点をSkillなどで補強して、人間の負荷をどこまで減らせるかが課題です。もっとも、人手をかけて確認できるなら、そこまでの仕組みは必須ではないでしょう。
今のところ、そんな感想です。
先月からの主な差分
- おじさんが趣味でゲーム開発を本格的に始めた
- 一番の収穫はIrodori TTS(ローカル音声生成)
- 気まぐれでXの旧Premiumプランに加入
- 各社の変化
- ChatGPTのモデル(GPT 6)と回答UI・UXが進化(Intelligent UI)
- GPT 6-Sol, Luna, GPT 6.1-Solがリリース
- Claude Opus / Sonnet / Haiku 5.5がリリース
- ClaudeのChatにWorkが統合
- Gemini 4 Argonがリリース
- GeminiデスクトップアプリにAntigravityが統合
- X(Grok)の料金プラン改訂とプランごとのサービス内容見直し
ざっくりコメント
GPTモデルのオーバーエンジニアリングとか、文章・出力の癖は好みじゃないんですが、GitHubユーザーでChat・Codex/Workの両方を使う人ならば$20は破格だと思いますし、ChatGPTにもGPT 6を提供開始して、Intelligent UIを実装したのは本当に高評価です。
Googleについては、正直それほど嬉しい進歩を感じていませんでした。ただ、改めてAntigravityで簡単なゲームを作らせてみると、6分ぐらいでちゃんと完成。5時間上限枠の2%(週の1%)しか減らず、コスパと速度には驚きました。もう少し使い道を探さないともったいないですね!
Claudeは、まあ、馬力が必要な箇所でOpus 5.5を使えれば十分です。Chatの上限枠がCodeと共有なのがどうしても好きになれません。画像や音源を扱おうとすると、MCPやSkillを自分でつなぐ手間が多い気もします。やれなくはないですが、できれば避けたい手間です。
Xは青バッジ欲しさで旧Premiumに加入しましたw
ただし、Grokは全然試せていません。そのうち触ってみたいと思っています😅
ローカル実験としては、Irodori TTSのような実用パターンを発掘できたのが嬉しいです!MacbookAir M5(24GB)って、本当にローカルLLM動かすには微妙に貧弱なんです。そんなマシンでも、多少の妥協は必要とはいえ、ローカル音声生成が実用域だと思えたことに感動しました!
それよりも個人的に気になっているのが、利用枠へのストレスです。
趣味の開発は楽しいんですが、使用上限枠を意識するあまり、「消費しないと!」という考えに陥るのがつらいです。OpenAIなどが利用枠を大盤振る舞いでリセットしてくれるのは嬉しいものの、嬉しい悲鳴というより、本当に悲鳴を上げています。睡眠時間まで削られます。
全自動で運用している人は困らないのかもしれませんが、せめて期限のないチケットで配ってほしい。こういうやり方は、いつか問題になると思います。
本格的に開発するなら、一時的に最上位プランへ上げるのも選択肢だと思います。作業と費用を管理できるなら、個人でもありでしょう。ただ、趣味の出費としては厳しいので、今は月20ドルぐらいのプランでできることを試せれば十分です。
引き続き、今の契約続行かなと考えています。
今月の距離感まとめ
簡潔にまとめます。
- AIを使った個人開発は、想像していた以上に楽しかった
- OpenAI, Googleだけでも結構なものが作れそうという印象
- 利用枠を気にせず使えたら最高だなと思ってしまう
- AI × 情報漏洩のニュースが多発(セキュリティ意識向上が必要)
- 業務で使えるかは現場のガバナンスや体制次第なのは相変わらず
コメント
AIと情報セキュリティ
9月から10月にかけて、国内の情報漏洩・不正アクセスに関する報道が相次ぎました。
ただし、これらが全部「AIによる情報漏洩」というわけではないと捉えています。従来型の不正アクセス、誤送付、委託先での事故と、AIを利用した攻撃やAIサービスへの機密入力は分けて考える必要があります。
ただ、こうした問題が増えた背景には、ローカルLLMが実用域になってきたことも強く関係していると考えています。
多くの人がAIを学び、さまざまな成果物を公開してきました。一方で、AIに反対する人もいますし、AI Slopにはおじさんも思うところがあります。
AIで作ったものが、すでにどこかにあるものや、ほかの人の成果物と似てしまう。初学者が頑張っても差別化が難しく、挫折した方もいるのではないかと、SNSなどを見て感じています。
2026年10月は、「AIは便利」という話だけでは済まなくなってきた。そんな転機のような月に思えます。
社会的には、AIへの過熱した期待は、これから少し落ち着くんじゃないかと予想しています。AIへの関心がなくなる、という意味ではありません。何に使えるのか、いくらかかるのか、どこまで安全に扱えるのか。そうした点を地道に検証する人が増えるんじゃないか、と予想しています。
おじさん自身は、まだまだAIに未来を感じています。
今月の趣味開発も、AIがなければ始められなかったと思います。
当面は最新のSaaSで遊び、学び、使いどころを探す。
その経験や手順を手元に残して、将来はローカルでも同じようなことができる環境を作る。
そんな気持ちで、ひとまず今月も利用枠とにらめっこしながら遊んでいきます🐶