ワイルドカード的な置換処理①区切り文字間の文字

Power Queryを使っていて、ワイルドカードがあったらな、と思うことがあります。
ワイルドカードそのものは実現できないものの、白紙の状態から都度関数を書くのも辛いなと思っていて、その材料を書き留めておこうと思います。

###お題
指定の区切り文字に囲われた中身を、一律に別の値に置換するというもの。
例えば、
(x)(y)(z)(x)
のような文字列を、
(a)(a)(a)(a)
というように。
Excelの置換でやると、こんな感じのこと。

###コード
関数化しています。

fx_replaceBetweenDelimiter

(Source as text,startDelimiter as text,endDelimiter as text,new as text)=>
let
    Lists =List.Generate(
                ()=>[Txt=Source,Start=0,Cnt=0,Between=null],
                each List.AllTrue({[Start]<>-1,[Between]<>""}),
                each [Between =Text.BetweenDelimiters(Source,startDelimiter,endDelimiter,[Cnt],0),
                      SubTxt  =startDelimiter & Between & endDelimiter,
                      Start   =Text.PositionOf([Txt],SubTxt),
                      NewTxt  =startDelimiter & new & endDelimiter,
                      Txt     =Text.ReplaceRange([Txt],Start,Text.Length(SubTxt),NewTxt),
                      Cnt     =[Cnt]+1
                     ],
                each [Txt]
            )
in
    List.Last(Lists)

###使用例

###感想
改めて、Excel、Wordの置換、ワイルドカードの偉大さを実感。
ただ、Power Queryの処理中にテーブルとかに出して、置換して再読み込みというのも嫌だなと思っていて、今にいたります。