初めに
Ubuntuでwifiの設定に手こずった話はたくさんあって、そのうちの多くがドライバを自前でビルドしているのですが、rtl8812au-dkms
というパッケージをインストールするだけで動いたので記録しておきます。
Buffalo WI-U3-866DS 製品ページ
- チップはRTL8821Aで、これは広範に使われているっぽい
やったこと
まず、secure bootを無効にしておきます。(BIOSやUEFIから設定します)
インストールにはネットワークが必要なので、有線LANかスマホのUSBテザリング(後述)で一時的にネットワークを確保しておきます。
sudo apt install rtl8812au-dkms
以上です。なお、このコマンドをうった後にアダプタを指すと認識しました。
パッケージのページ:
追記
rebootすると認識しなくなっていました。指し直すと認識する。で、以下のページを参考にして解決しました。/etc/modules
に"8812au"を追加...。
https://askubuntu.com/questions/794904/usb-wifi-adapter-not-autoloading
雑記
DKMSは、カーネルの更新などがあった場合にパッケージを自動でよしなにしてくれるツールです。ということで、使えるなら使った方が良さそう。
この記事に倣ったんですが、パッケージのインストールのためのネットワークとして、スマホのUSBテザリングを使いました。ちょっとしたことですがこのアイデアは神だと思います。(LANのルーターまで遠い場所にPCがあったので)
過去記事紹介
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Ubuntu 18.04 で USB Wi-Fi アダプタを認識させる
- 2018年の記事で、RTL8821Aのlinuxドライバのリポジトリをビルドする方法を紹介しています。2021年現在ではこのリポジトリが公式パッケージとして整備されている...?
- スマホUSBテザリングの発案者。
-
【ビルド不要!?】WI-U3-866DSをLinuxで使う!
- ほぼ本記事と同じなんですが、パッケージの名前が違う。
realtek-rtl88xxau-dkms
で、2021年2月現在このパッケージはapt search
では出てきませんでした。開発元が違うのか、名前が変わっただけか?
- ほぼ本記事と同じなんですが、パッケージの名前が違う。