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【iOS】Realm Database簡単解説&サンプル!超簡単で高性能なモバイルデータベース!みんな使お??

Last updated at Posted at 2020-04-05

はじめに

Realm Databaseの簡単な解説とサンプルの記事です。
Realm自体、もう登場してから何年か経っているので
それなりに記事も出てきています!
なので特に目新しい事は無いかもしれませんが、
生暖かい目で見てくださいw

Realm Databaseとは

特徴はざっくり言うと次の通り

  • モバイル向けに作られたNoSQLのデータベース  (データの抽出はNSPredicateを利用する)
  • SQLite、CoreDataより高速!
  • 従来のテーブル定義がクラス定義になっている!
  • 1体多のリレーションが持てる
  • バックアップ、リストアが可能

この中でも「従来のテーブル定義がクラス定義になっている」という所が
私の中では一番のメリットだと思います!
このおかげてSwiftでアプリを作ってる方であれば
比較的抵抗無くデータベースを構築できると思います!

言葉だけではイメージが湧かないと思いますので、
さっそくサンプルを見ていきましょう!
ちなみに今回はRealmの導入方法は記載していません。
導入方法を探している方は他の記事をあたってください。すみませんm(_ _)m
CocoaPodsなりCarthageなり好きな方法でプロジェクトに追加してください!
私はCarthageで入れました!

サンプル

クラス定義(テーブル定義)

普通のデータベースでいうところのテーブル定義ですね。
人に見立てたPersonというクラスを定義します!

Person.swift
import RealmSwift
import Foundation

class Person: Object {
    /// 名前
    @objc dynamic var name: String = ""
    /// 年齢
    @objc dynamic var age: Int = 0
    /// ID
    @objc dynamic var id: String = NSUUID().uuidString
    /// 作成日時
    @objc dynamic var createDate: Date = Date()

    /// IDをプライマリキーに設定
    override static func primaryKey() -> String? {
        return "id"
    }
}

これだけでテーブル定義ができます。

プライマリキーの設定

プライマリキーの設定はprimaryKeyをoverrideして
プライマリキーに設定するプロパティ名を返すだけです。
ちなみにIDにはUUIDを設定するようにしています。

作成日時の設定

作成日時は現在日時を初期値で設定しています。

データの追加(レコードの追加)

データの追加もインスタンスを生成して
Realmのインスタンス(標準Realmと言ったらいいのか?)に追加するだけです。

hoge.swift
    /// Personを追加します
    private func addPerson() {
        do {
            let realm = try Realm()
            let newPerson = Person()
            try realm.write {
                realm.add(newPerson)
            }
        } catch {
            // 例外
        }
    }

プロパティも一緒に設定する場合は次の通りvalueに設定します。

hoge.swift
    /// 名前、年齢を設定したPersonを追加します
    private func addPerson(name: String, age: Int) {
        do {
            let realm = try Realm()
            let newPerson = Person(value: ["name": name, "age": age])
            try realm.write {
                realm.add(newPerson)
            }
        } catch {
            // 例外
        }
    }

注意点

データの操作(追加、更新、削除)をする場合は必ずrealm.writeのトランザクション内で行ってください。
じゃないとアプリが落ちます😥😥😥

データの更新(レコードの更新)

データの更新はRealmからデータを取得して更新するだけです!
サンプルは名前を変更しています。

hoge.swift
    /// Personの名前を更新します
    private func updatePerson(id: String, name: String) {
        do {
            let realm = try Realm()
            let person = realm.objects(Person.self).filter(NSPredicate.init(format: "id == %@", argumentArray: [id])).first
            try realm.write {
                person?.name = name
            }
        } catch {
            // 例外
        }
    }

NSPredicateを利用してidを元に絞り込んだデータを
writeトランザクション内で名前を変更するだけです。
ほとんど普通のクラスのプロパティ操作と変わらない!素晴らしい!めちゃ簡単!

データの削除(レコードの削除)

更新のときと同じでRealmからデータを取得し、削除するだけです!

hoge.swift
    /// Personを削除します
    private func deletePerson(id: String) {
        do {
            let realm = try! Realm()
            let persons = realm.objects(Person.self).filter(NSPredicate.init(format: "id == %@", argumentArray: [id]))
            try realm.write {
                realm.delete(persons)
            }
        } catch {
            // 例外
        }
    }

最後に

いかがだったでしょうか!
今までiOSのデータベースはなんだか敷居が高いって思っていた方も
これを見れば意外と簡単やん!ってなったと思います!
どんどん使っていきましょう!
この記事読んでる方は大丈夫だと思いますが、
UserDefaultsでなんでもかんでもデータ持つのは絶対駄目ですよwww

まだまだ色々書きたい事があるので
今度は今回の内容と下記事項を含め、まとめ記事を書きたいと思います!
・導入方法
・1対1のリレーションシップ
・1対多のリレーションシップ
・バックアップ、リストアの方法
・マイグレーション(プロパティ(カラム)の追加)

間違いなどありましたがご指摘頂ければ幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!

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