今日はこれを覚えよう!
ここではまずはシンプルにAutomation360でフォルダを作成する流れを押さえましょう。
今回はCドライブのtempフォルダ(「C:\temp」)配下に、新しく「Automation Anywhere」という名前のフォルダを作成してみます。
作り方
Botの作成画面を起動し、以下の手順でBotを作成します。
「アクションを検索」の入力欄をクリックし、「フォルダー」と入力します。
絞り込まれたアクションの中から、「フォルダー」パッケージの「作成」アクションを開始と終了の間にドラッグします。
その後、画面右側の「フォルダー」欄に、作成するフォルダ名を絶対パスで入力します。
※ ここで既に存在するフォルダを上書き/作成する場合は「既存のフォルダーを上書き」にチェックします1
なお、絶対パスとは「最上位に位置するディレクトリ(ルートディレクトリ)から、対象のファイルまでの道順(階層構造)をすべて記述する方法」です。
今回の例の場合は、
・作成先のフォルダ =「C:¥temp」
・作成するフォルダ名 = 「Automation Anywhere」
なので、「C:¥temp¥Automation Anywhere」と入力します。
「作成先のフォルダ」と「作成するフォルダ名」の間にフォルダ階層の区分を示す「¥」も忘れないよう注意してください。
Botの正常終了を知らせる「キラキラ」が表示されるので、「閉じる」をクリックします。
なお、「既存フォルダを上書き」がOFFで、且つ指定フォルダが既に存在している場合は下記のエラーとなります。
この演習で学んだこと
この演習では、Botでフォルダを作成する流れを学びました。
作成時のポイントとしては、下記になります。
- フォルダの作成では「フォルダ:作成」アクションを使用する
- 作成するフォルダは必ず絶対パスで指定する
- 既存フォルダを上書きする場合は既存のフォルダーを上書き」にチェック
*既存フォルダを上書きすると、既存フォルダー内のファイルが消去されるため注意!
非常にシンプルなアクションですが、一連の処理の中で一時的にフォルダが必要な場合など、実践的な処理を行うさまざまなケースで活用する機会があるかと思います。どんどん活用してみましょう!
また、今回は作成するフォルダの指定の際に固定の値を入力しましたが、ここで変数の使用も可能ですので「フォルダの作成(応用編)」でご紹介したいと思います。
もっと知りたい! 学びたい!
この記事を読んで、「Automation 360 の使い方をもっと知りたい!」と思った方は、以下のシリーズをチェックしてみてください。
Automation360の基礎知識や使い方を、わかりやすくまとめたシリーズで、この記事もシリーズの1トピックとなっています。
Automation Anywhere を使い始めたばかりの方はもちろん、これから使ってみようと思っている方や、ずっと使っているけど改めて基本を学びたい方などは、ぜひチェックしてみてください!
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「既存のフォルダを上書き」を行う場合、既存フォルダー内のファイルが消去されるため注意してください。 ↩