Builder はちょうぜつ建築ロボなので、どんなに複雑な指令を出しても間違えないのがいいですね。カッコの閉じ忘れとかクオートのエスケープ漏れとか、人間なら疲れてやらかしてしまう失敗を絶対にしない。おかげで、遠慮なく複雑な構造物を作らせることができます。
丹精込めた職人の手作業には心がこもってるんだけど、それ単純作業でミスしないとかそんな非人間的な作業に能力発揮してもらうんじゃなくて、もっと意味のあることに使っていきましょう。産業革命はもう済んでるんだから、職人がやるのは手作業じゃなくて Builder ロボの操作じゃないと。(め「目グレップは脳の肉体労働だからな」)
SQL や HTML はただの文字列じゃないかって? プログラム言語にしか着目していない方は、ここよく間違われるんですよね。たくさんのオブジェクトを new
して set
するものが Builder の対象になる「複雑な構造物」なんじゃないかって (もちろんそういう複雑な構造物もありますよ)。
いえいえ、結果できるものが文字列だったとしても「文法を持った言語」とかなら、オブジェクトのネスト構造と同じ意味を持ちますよ。ほか、ゲームのグラフィックだって、言ってみればフレームバッファにあるただのバイト列ですが、リアルな画面の描写には、さまざまなジオメトリとテクスチャを使ったGPU演算で生成されるじゃないですか。シーンビルダーですね。そういうことですよ。
もうひとつ、このロボ、対象の構築に関する知識が過不足なく揃っているオブジェクトだってところがポイントです。ロボなので一式まるっと後継互換機と買い替えることができるし、同じメーカーのロボならだいたい操作マニュアルが同じなので、そういうふうになってると、すぐに使えて楽チンです。オブジェクト指向ですね。