http://wiki.c2.com/?WalkingThroughaMineField
まだ知見の少ない新しい技術を使うことは、バグの地雷原を徒歩で突破するようなものです。地雷に例えるのは、どこに仕掛けられているかわからないため、発生を予見することができないことを表しています。(しかも仕掛けた本人でさえ意識せず)
リリース後に何度も問題を起こしては修正され、あるいは問題回避方法が広く知られ、ある意味「枯れた」技術を使うことで、地雷を踏むリスクは下がります。エンドユーザーなら、ある程度こなれた製品を選べばよいのですが、開発者がそればかりでは、先進的な技術にチャレンジして競争力を高めることができません。
比較的安全な最新地雷原の抜け方は、使おうとしているソフトウェアが、リリース前によくテストされているか、開発者の思想が信頼できるかを評価できる目を養うことだと思います。当時はテストを重視と言われていましたが、現在では当時よりはるかに単体テスト品質が上がり、単体テストの積み上げによる信頼確保は当然となりました。しかし、ベンダーの開発者が、うわべの「ことになっている」でそれっぽく振る舞っているだけか、本当に本質を見極めようと考えたうえで行動しているかの違いは、歴然としてあるように感じます。
余談のようで関係あるジョークとして、個人的にパターン解説中のこの一文を気に入ってます:
Sometimes this problem is caused by a MicrosoftCertifiedSolitaireExpert using MineSweeper too much.
この問題はマインスイーパを過剰に利用するマイクロソフト認定ソリティアエキスパートによって引き起こされることがあります。