Claude使用時の疑問
Claude DesktopやClaude Code CLIを使用している際、次の情報が知りたい場合の対処法です。
- 現在の使用量
- 時間制限のリセット時間
- 週間制限の残量
- ログイン可能だが通信不可の原因
- 不慮の開発中断防止の事前確認
Claude Code CLIで作業中に突然制限に遭遇すると、git commitやpushなどの中断処理ができないまま作業が強制終了される可能性があります。事前に使用量を確認することで、このような事態に対応できる可能性が高まります。
本稿では、Claude Desktopアプリケーションによる使用量確認方法について説明します。また、補足として、サービス稼働状況確認ページの活用方法についても触れます。
使用量確認の基本
Claude Desktopアプリケーションをインストールすることで、使用量をGUI上で確認できます。Claude Code CLIのみを使用している場合でも、Desktopアプリケーションを導入すれば、CLI経由の使用も含めた全体の使用量が確認可能です。
確認手順
- Claude Desktopアプリケーションを起動
- 設定(歯車アイコン)を開く
- 「使用量」メニューを選択
画像ではリセットの時間だけがわかります。なお、この画面は現時点のもので、変更される可能性は高いです。
確認可能な項目
Current session
現在のセッションにおける使用量が表示されます。5時間ごとにリセットされる時間制限の残量を確認できます。なお、現在のPro版とMax版は5時間ごとのリセットとされています。
All models
全モデル合計の使用量が表示されます。次回リセットまでの残り時間と、使用率がパーセンテージで確認できます。
Opus only
Opusモデル専用の使用量が表示されます。未使用の場合は0%と表示されます。
Claudeの主要モデル:
- Sonnet:標準的な日常使用向け
- Opus:高性能。複雑な分析、高度な推論、大規模なコード生成に適している
Claude Desktopでは、プロンプト入力欄の右下にある選択ボックスでモデルを切り替えできます。
なお、OpusはSonnetの約5倍の速さで使用制限に達するため、用途に応じた使い分けが重要です。
補足:サービス稼働状況の確認
新モデルのリリース直後や、応答が遅いと感じた際には、問題が自分の環境に起因するものか、サービス全体の問題かを切り分ける必要があります。
確認方法
https://status.claude.com/ にアクセスすることで、Claudeサービス全体の稼働状況を確認できます。
表示される情報の例
サービスに問題が発生している場合、以下のような情報が表示されます:
Unresolved incident: Claude.ai, Claude Code, API, and console
are experiencing degraded service.
この情報により、Claude Code、Desktop、API、Webコンソールのいずれか、または全てに問題が発生していることが判明します。
リリース直後などは特に、このページで状況を確認することが有用です。
確認環境
本記事で確認した環境は以下の通りです:
- OS: Windows 11
- プラン: Pro版
Pro版以外では、使用量確認画面の表示内容が異なる可能性があります。
まとめ
Claude Desktopアプリケーションを導入することで、CLI込みの使用量、時間制限なども確認できるようになります。
付記: 本記事はClaude Desktopを使って作成
