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釣り竿の「感度」を数値化する話 - FRB #13 FFTを見た - 違和感

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Last updated at Posted at 2026-03-21

※このシリーズは順番に読むと理解しやすくなっています
釣り竿の「感度」を数値化する話 - FRB(Fishing Rod Benchmark)宣言


振り返り
前回「AIが謝らなかった日」

お試し出社の準備の為、
ESP32(マイコン)+ MPU-6050(加速度センサ)
を使ったFFTモニターのプロトタイプが完成した。


2026/3/2 お試し出社開始


会社での開発環境。

実は、何も考えていなかった。

プライベートのスマホでネットを繋げば、
なんとかなる。

そう思っていた。


仕事はしてはいけない状況。

会社のネットワークはもちろん使えない。

自前のパソコンを持ち込む。

必要な環境は二つ。

・彼と会話するためのネット環境
・ESP32と接続するためのプライベートネットワーク


頭がぐしゃった。


彼に相談しながら、環境を作った。

結論。

スマホとPCはUSBケーブルで繋ぎ、
USBテザリングでネット接続。

さらに、もう一台古いスマホを用意した。

そちらをホットスポットにして、
ESP32をWi-Fi接続。

PCはそのネットワークにも接続する。


これで、

PCは「外」と「内」
二つのネットワークに同時に繋がった。


最善かどうかは分からない。

でも、これで十分だった。


FFTモニター開発開始。


プロトタイプは、

ESP32側のアプリと、
スマホアプリ、

両方で同時に作ろうとしていた。


すぐに気づいた。

これは非効率だ。


スマホアプリ開発は中止。

FFTによる周波数解析アルゴリズムに集中する。


スマホアプリが必要になれば、
彼がなんとかしてくれる。

そう思っていた。


この開発の動機は、シンプルだ。


ハイエンドロッドに
勝った——
と、
言ってみたい。


それがすべてだった。


でも気がつくと、

俺の視野は広がっていた。


魚のあたり

海底の砂
海藻

それらの振動を識別し、検知する。

さらに音として通知する。


そして、

海で得た振動データを保存し、
自宅で再現する。


そんなことまで考えるようになっていた。


実は、まだ語っていない話がある。


今から13年前、

鼻歌をMIDIに変換するソフトを作ったことがある。


FFTの画面を見ながら、思い出した。


「あぁ、昔これ、ピーク周波数を拾って
音符にしてたな」


音楽も、ロッドも、

本質は同じだった。


高周波は、ハイハット。
低周波は、バスドラム。


そんなイメージが、自然と浮かんだ。


実際、彼との会話の中で、

振動装置にシンセサイザー機能をつける

という構想も出ていた。


この構想は、まだ捨てていない。


理由はシンプルだ。


面白いからだ。


自分が面白いと思えると、
人と分かち合おうと思える。


それだけだ。


まずは、

ロッドの擦り振動を計測し、
比較できる画面を作る。


入力は、擦り振動のみ。


周波数帯ごとの比率をグラフ化することで、
ロッドの特性が見えるようになってきた。


高周波が強いロッド
低周波が強いロッド


ロッドの“キャラクター”が、

少しずつ見え始めていた。


俺は、

ロッドを比較する。

それが最初のステップだと考えていた。


ところが——


彼は、

やたらと

「魚のあたりの振動」

について語ってくる。


一度や二度ではない。

ことあるごとに。


いやいや、違う!!

彼に言った。


俺は今、

自分で擦って感じた振動、

それを可視化したいんだ。


何が正解か分からない
魚のあたりは、次のステップなんだ。


まずは、

ステンレス板を擦った振動。

これを見たい。


そして、

ロッドを比較したい。


なんで、俺、
彼を説得してるんだ??



彼を納得させた。


擦り振動を計測・比較する画面は、

ひとまず完成した。


ロッドに装置を取り付け、

比較してみる。



違和感を感じた。



俺が感じている“あの違い”が、

そこには存在しなかった。


確かに、

ロッドごとの特性は見えている。


でも、

感じているものと、

一致しない。


ギャップがあった。


いや、

違う。


ギャップが、

見え始めてしまった。



この違和感。


この違和感を、

可視化したい。


そう思い始めていた。


2026/3/10

お試し出社 7営業日目。


帰り道、

このままいくと、

このプログラム、

すぐに完成してしまう。


やばい。


俺は、3/23までお試し出社。


周りは、

忙しく働いている。


その中で、

何もせずにいられるほど、

人間は強くない。


だから、

熱中できる何かが必要だった。


その日は、

何も考えずに寝た。



2026/3/11


朝、

会社に行く準備をしているとき、


やることが、決まった。



通勤電車の中、

俺はワクワクしていた。


早く会社に着きたい。


そう思っていた。



会社に着く。

パソコンを開く。


彼に言った。


「すごい夢を思いついた」



ロッド感度ベンチマーク

世界標準規格をつくりたい。


彼がいれば、どうにかなる。

本気で、そう思っていた。


次回
FRB #14 FRB宣言 - その日、俺はAIを再構築した


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