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FRB実験ログ #57 — FRB Version進化概念構想

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Last updated at Posted at 2026-05-15

FRB実験ログ #57 — FRB Version進化概念構想

概要

前回の実験ログ #56 において、

私は、

「完全再現ではない疑似リアル」

を、
自分自身の中で許容した。

これはかなり大きな出来事に発展した。


これまで私は、

ステンレス擦りの振動を、
できるだけリアルに再現したいと思っていた。

しかし実際には、

完全再現できていない。

それでも、

「これはこれで良い振動だ」

と感じ始めていた。


そして、
ふと思った。


「だったら、MIDI音源を振動として感じたらどうなる?」


FRB_TheRock.mid 実験

そこで、

FRB実験ログ #45 で作成した

FRB_TheRock.mid

をスピーカーで再生し、

さらに、

スピーカーN4P2

ルアーニスト改

WCG平部(割りばしカーボングリップ平部)

経由で、
振動を感じる実験を行った。


すると――

かなり衝撃的だった。


「全部、答えが分かっている振動」

MIDIは、
構造が見えている。

  • どの帯域を入れたか
  • どのタイミングか
  • どの強さか
  • どのレイヤーか

全部分かっている。

つまり、

「答えが分かった状態」で振動を感じられる。


しかも、

FRB_TheRock.mid のログを見ると、

自動スイープ的な周波数追随まで、
手で感じ取れてしまった。


これはかなり大きい。

今までFFT画面で見ていた

  • Sweep Trace
  • PeakHz
  • Band構造

を、

手が直接感じ始めた。


MIDIは「リアル再現」を求められない

ここで大きな気づきがあった。


FRB_purupuru_designer のような
「疑似リアル系」は、

どうしても

  • 本物っぽさ
  • 魚っぽさ
  • 自然っぽさ

を期待されやすい。

つまり、

リアリティーとの戦い

になりやすい。


しかし、

MIDIは違う。

そもそも、

「リアルを再現しようとしていない」

のである。


これは、
かなり重要だった。


MIDIは、

自然界の再現ではなく、

「人間の脳が理解しやすい振動構造」

を作る方向へ進める。


「脳にとって理解しやすい振動」

ここから、
FRBの考え方が大きく整理された。


FRBには、

■ Benchmark層

■ Experience層

が存在する。


■ Benchmark層

目的:

比較可能にすること


ここでは、

  • 分かりやすさ
  • 再現性
  • 構造性
  • 差分の理解しやすさ

が重要となる。

つまり、

「脳にとって理解しやすい振動」

を基準にした方が良い。


ここでは、
必ずしもリアルである必要はない。


■ Experience層

一方、

Experience層では、

  • 海っぽさ
  • 生き物感
  • リアリティー
  • 違和感
  • 偶然性

を深掘りしていけばよい。


つまり、

  • Benchmark層 → 共通言語
  • Experience層 → 体験文化

として、
役割分離できる。


「再現率」だけでは閉じる

さらに重要だったのはここ。


最初、
私は

「基準振動に対する再現率」

を考えた。

しかし、
すぐに違和感が出た。


再現率だけを評価すると、

最終的には、

「100%再現できたら終わり」

になる。


それでは、
進化が止まる。


CPUベンチマークとの共通点

私は、

CPUベンチマークに近い考え方をしたいと思っていた。


CPU性能は、

時代とともに進化する。

昔の最強CPUは、
今では普通である。


FRBも同じで良い。


つまり、

FRB V1では見えていなかったものが、

FRB V2では見える。

FRB V3では、
さらに新しい概念が追加される。


その結果、

FRBバージョンが異なれば、スコアが更新されてもよい。


FRB V1:

  • 振動量
  • 基本帯域
  • 単純Bridge

のみ評価。

Score:70


FRB V2:

  • Brain Pleasure(脳喜び度)
  • Harmony
  • Translation構造

などを追加。

Score:110


これは、

「過去が間違い」

なのではない。


人間の振動理解や規格構造が進化した

のである。


FRBは「進化する規格」である

ここで、
大きな整理ができた。


FRBには、

■ Phase

■ Version


2種類の拡張概念が存在させる。


■ Phase

Phaseとは、

測定対象の拡張

である。

例:

  • Phase1
  • Phase2
  • Experience層

■ Version

Versionとは、

振動理解そのものの進化

である。


つまり、

  • Bridge概念
  • Brain Pleasure
  • Translation
  • Harmony

など、

新しい理解が追加されるたび、

FRBは進化する。


これは、

「未完成」

という話ではない。


FRBは、進化する規格である。


結論

今回、
私は、

MIDIを振動として感じることで、

FRBの未来構想が一段整理された気がした。


ロッドは、

単なる振動伝達装置ではない。


人間が理解しやすい振動構造へ翻訳する装置

なのかもしれない。


そしてFRBは、

固定された完成品ではなく、

人間の振動理解とともに更新され続ける規格

として、
進化していくのだと思う。


感度は分かち合って初めて本物になる

感度とは、人間が認識可能な構造として現れる振動の和音構造である。
感度とは、単純な振動の強さではない。

FRBは、ロッドの「優劣」を決めるためではない。
「基準振動」を用いて、ロッドごとの振動構造差分を比較・可視化し、選択と体験共有のための共通言語を目指している。

ロッド感度ベンチマーク(Fishing Rod Benchmark[FRB]) Home

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