FRB実験ログ #46 — Phase 2 Experience層(体験層) — 糸擦ってホラー映画のBGM作ってみた件
FRB Vibration Music
この記事は、
FRB実験ログ #45 — Phase 2 Experience層(体験層) — 凄腕ギタリストの速弾き これぞTheRock ~ 岩接触体験 ~
の続きの実験です。
■概要図

■FFTモニター:FRB Piano Roll(FRBピアノロール)

FRBでは現在、
振動ログを FRB Piano Roll により MIDI 化し、
さらに可聴化する実験を進めている。
これは単なる音遊びではない。
人間が触覚として感じている振動構造を、
- 可視化
- 可聴化
- 演奏化
する試みである。
興味深いことに、
素材や入力構造を変えることで、
まったく異なる“音楽性”が現れ始めた。
しかも、
まだ人工リバーブ等の音響エフェクトは使用していない。
現在聞こえている空間感や残響感は、
- バネ構造
- 素材の多重接触
- 微細な遅延
- 振動の重なり
- MIDI化された時間構造
などによって自然発生している可能性がある。
FRB TheRock ~ 岩が演奏していた日 ~
岩接触体験 / Guitar系
ぐちゃぐちゃアルミ箔を糸へ接触させた際、
凄腕ギタリストの速弾きのような振動構造が発生。
Phase2 Experience層における
「岩を感じる体験」は、
以前から、
“速弾きギターのように感じる”
という感覚が存在していた。
FRB Piano Roll により可聴化した結果、
その体験構造は、
予想以上に音楽として成立していた。
FRB Paper Pack Ghost
紙束擦り / Ghost系
バネ系インパルス装置に、
約10枚程度の紙束を接触・擦り入力。
さらに FRB Piano Roll により MIDI 化。
すると、
強い残響感を持つ、
不気味なアンビエントサウンドが生成された。
特に印象的だったのは、
人工リバーブ未使用にも関わらず、
空間に響き渡るような残響感が発生したことである。
これは、
- 紙の多層構造
- 微細振動の連続反射
- バネ構造による振動持続
- MIDI化による重なり
などが複合的に作用した結果である可能性がある。
今日の実験はここからです。↓
FRB Who Follows? 〜 追ってくるのは誰? 〜
ぐちゃぐちゃアルミ箔包み擦り / Horror系
バネ系インパルス装置に、
ぐちゃぐちゃアルミ箔包み擦り、
さらに「手もみ」を追加。
すると、
ホラー映画の環境音のような、
異常に生物感のある音楽が生成された。
特に、
- 人間の手による不規則入力
- 微妙な周期感
- 多重接触
- ランダムな微細インパルス
が組み合わさることで、
“誰かが近づいてくるような気配”
を感じる音になった。
なお、
作者本人も少し怖かった。
現時点で見えてきたこと
現在のFRB MIDI化では、
素材を変えても、
リズム構造に共通性が存在している。
これは、
振動そのものだけでなく、
- FFT窓
- Peak抽出周期
- ノート生成周期
- Merge処理
など、
FRB観測構造そのものが
“リズム”を作っている可能性を示している。
つまり現在のFRB Piano Rollは、
単なる可視化装置ではなく、
「振動構造を演奏する楽器」
になり始めている。
本日作成した楽曲は、こちらのサイトで公開しています。
https://tamasub364.ikidane.com/FRB/
■公開楽曲名
- FRB TheRock ~ 岩が演奏していた日 ~
- FRB Paper Pack Ghost 〜 紙束の中にいた幽霊 〜
- FRB Who Follows? 〜 追ってくるのは誰? 〜
■アーティスト:ルアーニスト改 86ML
FRB的な意味
感度とは、人間が認識可能な構造として現れる振動の和音構造である。
感度とは、単純な振動の強さではない。
感度は分かち合って初めて本物になる

