「Issueは書いたけれど、手を付けられるのは週末になりそう」「ちょっとした修正のたびにローカル環境を開くのが面倒」――そんな経験はありませんか? Claude Codeを使っていても、作業の起点がGitHubのIssueだと、Issueからエディタへの“持ち替え”が地味に手間になります。
この記事では、Anthropic公式の Claude Code GitHub Actions を使い、Issueを起票するだけでClaude Codeが動き出す環境を、Windows上でほぼブラウザ操作だけで構築する手順を紹介します。認証にはClaudeの有料プランをそのまま使うため、APIの従量課金を別途契約する必要はありません。
できるようになること
この記事の手順を終えると、次のことができるようになります。
- Issueのタイトルまたは本文に
@claudeと書いて起票すると、GitHub Actions上でClaude Codeが自動で起動する - Claudeがリポジトリのコードを読み、Issueの依頼内容に沿って回答やコード修正を行う
- コードを修正した場合、Claudeが新しいブランチにコミットをpushし、プルリクエスト作成用のリンクをIssueにコメントする
- 起票後も、Issueのコメントで
@claudeと書けば追加の指示を出せる
設定するものと、その関係は次のとおりです。Windows PCで作業するのは「トークンの発行」の1回だけで、それ以外はすべてGitHubの画面上で設定します。
構成図(今回設定するもの)
完成後、Issueを起票してからの流れは次のようになります。Issueには claude[bot] からのコメントが1件付き、作業の進捗がチェックボックスで随時更新されていきます。なお、プルリクエストはClaudeが自動作成するのではなく、内容を確認したうえで自分で作成する仕様です。
実行時の流れ(完成イメージ)
参考:Claude Code GitHub Actions(インタラクティブモードと自動化モード)、claude-code-action FAQ
公式には、Claude Code上で /install-github-app を実行する「クイックセットアップ」もあります。ただし、GitHub CLIのインストールと gh auth login による認証、ローカルでのリポジトリ準備が前提になります。本記事ではコマンド実行を最小限にするため、ブラウザ中心で進められる 手動セットアップ の手順を採用します(実行するコマンドはインストール・確認・トークン発行の3つだけです)。
参考:Claude Code GitHub Actions(セットアップ)
用意するもの
事前に以下の内容が準備できているか確認してください。
- Claude Codeを動かすGitHubリポジトリ(自分が管理者のもの)
- Windows PCにインストールしたClaude Code(CLI)
1. Claude Codeを動かすGitHubリポジトリ
Claude Code GitHub Actionsのセットアップには、対象リポジトリの 管理者権限 が必要です。自分のアカウントで作成したリポジトリであれば条件を満たしています。初めて試す場合は、既存のプロジェクトではなく検証用のリポジトリを新しく作ることをおすすめします。
GitHub無料プランでのGitHub Actionsの扱いは、リポジトリの公開範囲によって異なります。
| 公開範囲 | GitHub Actions(標準ランナー)の扱い |
|---|---|
| Public | 無料で利用可能 |
| Private | 月2,000分まで無料。支払い方法未登録の場合、使い切ると実行がブロックされる |
なお、Publicリポジトリでは誰でもIssueを起票できますが、Claudeを起動できるのはリポジトリへの書き込み権限を持つユーザーだけです(実行前に権限チェックが行われます)。
参考:GitHub Actions の課金、Claude Code GitHub Actions(実行をトリガーできるユーザー)
リポジトリがまだない場合は、次の手順でブラウザから作成します。
- GitHubにサインインし、画面右上の「+」メニューから New repository を選択します。
- Owner で自分のアカウントを選び、Repository name にリポジトリ名を入力します。
- 公開範囲(Public / Private)を選択します。
-
Add README(READMEファイルを追加する項目)をオンにします。最初のコミットとデフォルトブランチ(通常は
main)が作られ、後の手順でファイルを追加しやすくなります。 - Create repository をクリックします。
参考:新しいリポジトリの作成
2. Windows PCにインストールしたClaude Code(CLI)
Windows PCのClaude Codeは、GitHub Actionsで使う認証トークンを発行するため(claude setup-token)に一度だけ使います。日常的にClaude Codeを使う必要はありません。
Windowsでの主な動作要件は次のとおりです。管理者として実行する必要はなく、Git for Windowsも今回の用途では不要です。
- Windows 10 1809以上、またはWindows Server 2019以上
- 4GB以上のRAM、x64またはARM64プロセッサ
- インターネット接続
参考:Claude Code 高度なセットアップ(システム要件)
すでにインストール済みの場合は、手順3の確認だけ行ってください。
- スタートメニューで「PowerShell」と検索し、Windows PowerShell を開きます(末尾に「(x86)」が付いた項目は選ばないでください)。
- 次のコマンドを貼り付けて実行します。ダウンロード中は進行状況が表示されないので、完了するまでそのまま待ちます。
PowerShell:Claude Codeをインストールする
irm https://claude.ai/install.ps1 | iex
- インストールが終わったら、いったんPowerShellを閉じて新しいウィンドウを開き、次のコマンドでバージョン番号が表示されることを確認します。
PowerShell:インストールを確認する
claude --version
2.1.xxx (Claude Code) のようにバージョン番号が表示されれば準備完了です。エラーになる場合は、ハマりどころ1、ハマりどころ2 を参照してください。
参考:Claude Code 高度なセットアップ(Claude Code をインストール)
実際にやってみる
全体の作業手順は次のとおりです。
- Claude GitHub Appをリポジトリにインストールする
- 認証用トークンを発行する
- トークンをリポジトリのシークレットに登録する
- ワークフローファイルを追加する
- Issueを起票して動作を確認する
1. Claude GitHub Appをリポジトリにインストールする
Claude Code GitHub Actionsは、Claude GitHub Appの権限を使ってリポジトリを操作します。特に重要なのは次の3つの権限です。
| 権限 | アクセス | 用途 |
|---|---|---|
| Contents | 読み取りと書き込み | リポジトリのファイルを変更する |
| Issues | 読み取りと書き込み | Issueに応答する |
| Pull requests | 読み取りと書き込み | PRの作成や変更のpushを行う |
このAppはCode Reviewなど他のClaude機能とも共有されているため、インストール時にはこれ以外の権限もまとめて付与されます(GitHubの仕様上、一部の権限だけを受け入れることはできません)。そのため、アクセスできるリポジトリは対象のものだけに絞っておきます。
参考:Claude Code GitHub Actions(手動セットアップ)、GitHub App 権限
1-1. Claude GitHub Appのページを開く
GitHubにサインインした状態で Claude GitHub App のページを開き、Install をクリックします(すでにインストール済みの場合は Configure と表示されます)。
1-2. インストール先とリポジトリを選ぶ
インストール画面で次のように設定し、インストールを確定します。
- インストール先のアカウントを選ぶ画面が表示されたら、自分の個人アカウントを選択します。
- リポジトリのアクセス範囲で Only select repositories を選び、Select repositories のドロップダウンから対象リポジトリを選択します。
- 要求される権限の一覧を確認し、画面下部のインストールボタン(Install など)をクリックします。
参考:サードパーティからの GitHub App のインストール
1-3. インストールされたことを確認する
画面右上のプロフィール画像 → Settings → 左サイドバーの「Integrations」にある Applications → Installed GitHub Apps タブを開き、Claudeが一覧に表示されていることを確認します。Configure をクリックすると、アクセスできるリポジトリに対象リポジトリが含まれているかも確認できます。
参考:インストールされている GitHub アプリの確認と変更
2. 認証用トークンを発行する
GitHub Actionsのランナー上ではブラウザでのログインができないため、代わりに 長期OAuthトークン を使って認証します。claude setup-token で発行するトークンは、あなたのClaudeサブスクリプションに紐づく有効期間1年のトークンで、Pro / Max / Team / Enterpriseプランで利用できます。用途はモデルへのリクエストに限定されています。
参考:Claude Code 認証(長期トークンを生成する)
コマンドを一切使いたくない場合は、Claude Console で発行したAPIキーを ANTHROPIC_API_KEY として登録する方法もあります。ただしその場合は、サブスクリプションとは別にAPIの従量課金が発生します。本記事ではサブスクリプションを使うOAuthトークンで進めます。
参考:Claude Code GitHub Actions(手動セットアップ)
2-1. トークン発行コマンドを実行する
PowerShellを開き、次のコマンドを実行します。ログイン時と同じブラウザでの認可フローが始まります。
PowerShell:長期トークンを発行する
claude setup-token
2-2. ブラウザで認可する
自動的にブラウザが開くので、有料プランのClaudeアカウントでサインインし、アクセスを許可します。ブラウザが開かない場合は ハマりどころ3 を参照してください。
2-3. 表示されたトークンをコピーする
認可が完了すると、PowerShellにトークンが表示されます。このトークンはどこにも保存されない ため、表示された文字列を前後の空白や改行を含めずに全体コピーし、次のステップで使うまで手元に控えておきます。
このトークンは、1年間有効な「あなたのClaudeサブスクリプションの認証情報」です。リポジトリへのコミットや、Issue・チャットへの貼り付けは絶対に行わず、必ずGitHubのシークレットとして登録してください。
参考:Claude Code GitHub Actions(認証情報を保護)
3. トークンをリポジトリのシークレットに登録する
ワークフローファイルにトークンを直接書かずに済むよう、GitHubの「シークレット」に保存し、ワークフローからは名前で参照します。シークレット名は、後で作成するワークフローファイルと一致させる必要があります。
3-1. シークレットの設定画面を開く
対象リポジトリのメインページで Settings タブを開き、左サイドバーの「Security」セクションにある Secrets and variables → Actions をクリックします。
3-2. 新しいシークレットを追加する
Secrets タブで New repository secret をクリックし、次のように入力して Add secret をクリックします。
- Name:下記の値をそのまま入力
- Secret:ステップ2でコピーしたトークンを貼り付け
Name 欄に入力する値
CLAUDE_CODE_OAUTH_TOKEN
3-3. 登録内容を確認する
Repository secrets の一覧に CLAUDE_CODE_OAUTH_TOKEN が表示されていれば完了です。登録したシークレットの値は画面上で再表示されないため、貼り付けを誤った場合は一覧の編集(鉛筆アイコン)から値を入れ直します。
4. ワークフローファイルを追加する
「どのイベントで、どのようにClaude Codeを実行するか」を定義するワークフローファイルを追加します。公式リポジトリの examples/claude.yml はそのまま動作するワークフローなので、認証の1行だけをサブスクリプション用に置き換えて使います。
このワークフローは、次のいずれかのタイミングで、本文などに @claude が含まれている場合にClaude Codeを起動します。
| イベント | 起動条件 |
|---|---|
| Issueの起票(opened)・アサイン(assigned) | Issueのタイトルまたは本文に @claude を含む |
| Issue・PRへのコメント | コメント本文に @claude を含む |
| PRのレビュー・レビューコメント | 本文に @claude を含む |
なお、Issueやコメントのイベントは、ワークフローファイルがデフォルトブランチに存在する場合にのみ 起動します。そのため、このファイルは必ずデフォルトブランチ(通常は main)にコミットします。
参考:Claude Code GitHub Actions(手動セットアップ)、ワークフローをトリガーするイベント(issues)
4-1. 新規ファイルの作成画面を開く
対象リポジトリのメインページで Add file → Create new file をクリックします。
4-2. ファイル名を入力する
ファイル名の入力欄に次のとおり入力します。/ を入力するとディレクトリとして扱われるため、.github/workflows ディレクトリとファイルが一度に作成されます。
ファイル名の入力欄に入力する値
.github/workflows/claude.yml
4-3. ワークフローの内容を貼り付ける
エディタ部分に次の内容を貼り付けます。公式サンプルから、認証の1行を置き換え、任意設定のコメント行の一部を省略したものです。
.github/workflows/claude.yml
name: Claude Code
on:
issue_comment:
types: [created]
pull_request_review_comment:
types: [created]
issues:
types: [opened, assigned]
pull_request_review:
types: [submitted]
jobs:
claude:
if: |
(github.event_name == 'issue_comment' && contains(github.event.comment.body, '@claude')) ||
(github.event_name == 'pull_request_review_comment' && contains(github.event.comment.body, '@claude')) ||
(github.event_name == 'pull_request_review' && contains(github.event.review.body, '@claude')) ||
(github.event_name == 'issues' && (contains(github.event.issue.body, '@claude') || contains(github.event.issue.title, '@claude')))
runs-on: ubuntu-latest
permissions:
contents: write
pull-requests: write
issues: write
id-token: write
actions: read # Required for Claude to read CI results on PRs
steps:
- name: Checkout repository
uses: actions/checkout@v6
with:
fetch-depth: 1
- name: Run Claude Code
id: claude
uses: anthropics/claude-code-action@v1
with:
# 公式サンプルの anthropic_api_key の行を、サブスクリプション用トークンに置き換え
claude_code_oauth_token: ${{ secrets.CLAUDE_CODE_OAUTH_TOKEN }}
# Optional: Customize the trigger phrase (default: @claude)
# trigger_phrase: "/claude"
公式サンプルからの変更点は次の1行だけです。
公式サンプルからの変更点
- anthropic_api_key: ${{ secrets.ANTHROPIC_API_KEY }}
+ claude_code_oauth_token: ${{ secrets.CLAUDE_CODE_OAUTH_TOKEN }}
主な設定の意味は次のとおりです。
| 設定 | 意味 |
|---|---|
if: |
@claude を含まないイベントではランナーを起動しない |
id-token: write |
Claude GitHub Appによる認証に必要 |
actions: read |
ClaudeがPRのCI結果を読めるようにする |
actions/checkout |
Claudeが作業するためのリポジトリのコピーを取得する |
参考:Claude Code GitHub Actions(@claude メンションに応答)
4-4. デフォルトブランチにコミットする
- 画面右上の Commit changes... をクリックします。
- コミットメッセージを入力します(例:
Add Claude Code workflow)。 -
Commit directly to the
mainbranch を選択し、Commit changes をクリックします。
新しいブランチを作ってPRにした場合は、動作確認の前にPRをデフォルトブランチへマージしてください。
参考:GitHub Actions のクイックスタート、新しいファイルを作成する
5. Issueを起票して動作を確認する
設定が正しく動いているかを、実際にIssueを起票して確認します。最初は、READMEの追記のような小さな依頼で試すのがおすすめです。
5-1. Issueを起票する
- 対象リポジトリの Issues タブを開き、New issue をクリックします。
- タイトルを入力し、本文に
@claudeと具体的な依頼内容を書きます。 - Create(表示によっては Submit new issue)をクリックして起票します。
Issue本文の例
@claude README.md に「動作確認」という見出しを追加し、
このリポジトリが Claude Code GitHub Actions の検証用であることを1〜2行で説明してください。
@claude は半角で、単独の単語として書いてください。反応しない場合は ハマりどころ5 を参照してください。
参考:Issue の作成
5-2. ワークフローの実行を確認する
リポジトリの Actions タブを開き、左サイドバーの Claude Code → 最新の実行 → ジョブ claude の順にクリックします。各ステップを展開すると、Claude Codeの実行ログを確認できます。実行履歴自体が表示されない場合は ハマりどころ4、エラーで失敗している場合は ハマりどころ6 を参照してください。
5-3. Issueのコメントと成果物を確認する
起票したIssueに claude[bot] のコメントが付き、作業の進捗がチェックボックスで更新されていきます。コードを修正した場合、ClaudeはIssue用の新しいブランチを作成してコミットをpushし、完了時にPR作成用のリンクをコメントします。リンクからPRを作成し、変更内容をレビューしてからマージしてください。追加の修正を依頼したいときは、同じIssueに @claude を含むコメントを書き込みます。
参考:claude-code-action FAQ(PRが作成されない理由)、ブランチの扱い
ハマりどころと対処法
1. インストール後にclaudeコマンドが認識されない
【発生するトラブル/エラー】
claude --version を実行すると、次のようなエラーになる(日本語環境では「認識されません」という趣旨のメッセージ)。
PowerShellに表示されるエラーの例
claude : The term 'claude' is not recognized as the name of a cmdlet
【原因】
インストール先のディレクトリ(%USERPROFILE%\.local\bin)がPATHに含まれていない、またはインストール前から開いていたPowerShellを使い続けている。
【対応手順】
- すべてのPowerShellを閉じ、新しく開き直して
claude --versionを再実行します。 - それでも認識されない場合は、本体がインストールされているかを確認します。
Falseと表示された場合はインストールされていないため、用意するもの 2. のインストールからやり直します。
PowerShell:本体の有無を確認する
Test-Path "$env:USERPROFILE\.local\bin\claude.exe"
-
Trueの場合はPATHを追加します。スタートメニューで「環境変数」と検索してアカウント(ユーザー)の環境変数の編集画面を開き、ユーザー環境変数の Path を選んで 編集 → 新規 で次の値を追加し、OK で閉じます。
ユーザー環境変数 Path に追加する値
%USERPROFILE%\.local\bin
- PowerShellを開き直して、
claude --versionでバージョン番号が表示されることを確認します。
参考:インストールとログインのトラブルシューティング(PATH を確認する)
2. インストールコマンドがエラーになる
【発生するトラブル/エラー】
インストールコマンドを実行すると、'irm' is not recognized as an internal or external command、The token '&&' is not a valid statement separator、Claude Code does not support 32-bit Windows などのエラーになる。または、スクリプトの中身が表示されるだけでインストールされない。
【原因】
- コマンドプロンプト(CMD)でPowerShell用のコマンドを実行している、またはその逆
- コマンドの一部(
| iexより前だけ)しか実行していない - 32ビット版の「Windows PowerShell (x86)」で実行している
【対応手順】
- スタートメニューから Windows PowerShell(「(x86)」が付いていないもの)を開きます。プロンプトが
PS C:\で始まっていればPowerShellです。 - 次のコマンドを1行まるごと貼り付けて実行します。
PowerShell:Claude Codeをインストールする(再実行)
irm https://claude.ai/install.ps1 | iex
参考:インストールとログインのトラブルシューティング(Windows での間違ったインストールコマンド)、32 ビット Windows
3. トークンの発行がうまくいかない
【発生するトラブル/エラー】
-
claude setup-tokenを実行してもブラウザが開かない - サインイン後、ブラウザにコードが表示されてPowerShellに戻らない
- トークンをコピーする前にPowerShellを閉じてしまった
【原因】
既定のブラウザを起動できない、またはブラウザからPowerShell側への自動リダイレクトが届いていない。また、発行されたトークンは仕様上どこにも保存されないため、閉じてしまうと再表示できない。
【対応手順】
- ブラウザが開かない場合は、ログイン時と同様に、PowerShellに表示されたURLをコピー(ログイン画面では
cキーでクリップボードにコピー可能)し、ブラウザに貼り付けて開きます。 - ブラウザにコードが表示された場合は、PowerShellの
Paste code here if promptedの入力欄に貼り付けます。貼り付けが効かない場合は、右クリックやShift+Insertを試します。 - トークンをコピーし損ねた場合は、
claude setup-tokenをもう一度実行して発行し直し、ステップ3 で登録します。
参考:Claude Code 認証(Claude Code にログインする)、ログインをリセットする、長期トークンを生成する
4. Actionsタブに実行履歴が表示されない
【発生するトラブル/エラー】
Issueを起票しても、Actionsタブにワークフローの実行履歴が1件も表示されない。
【原因】
- ワークフローファイルがデフォルトブランチにない(別ブランチにコミットした、PRを未マージのまま)
- ファイルの場所や名前が誤っている(
.github/workflows/配下でない、拡張子が.yml/.yamlでない) - YAMLのインデントが崩れている
- リポジトリでGitHub Actionsが無効になっている
【対応手順】
-
Code タブでデフォルトブランチを表示し、
.github/workflows/claude.ymlが存在するか確認します。なければ ステップ4 をやり直すか、PRをマージします。 - ファイルを開き、インデントが崩れていないか確認します。崩れている場合は、本記事のYAMLを貼り直してコミットします。
- Settings → Actions → General を開き、Actions permissions でActionsが無効になっていないか確認し、変更した場合は Save をクリックします。
- 修正後、新しいIssueを
@claude付きで起票し直します。
参考:ワークフローをトリガーするイベント(issues)、リポジトリの GitHub Actions の設定を管理する
5. ワークフローは実行されたがClaudeが反応しない
【発生するトラブル/エラー】
Actionsタブに実行履歴はあるが、ジョブがスキップされている、または権限チェックで失敗してIssueにコメントが付かない。
【原因】
- Issueのタイトル・本文に
@claudeが含まれていない、または@claude-bot・/claude・全角の@claudeのように完全な単語になっていない - 起票後にIssue本文を編集して
@claudeを追記した(このワークフローは「編集」では起動しない) - 起票・コメントしたユーザーがリポジトリへの書き込み権限を持っていない
【対応手順】
- 同じIssueに、半角の
@claudeと依頼内容を含むコメントを新しく書き込みます(コメント作成でも起動します)。 - 権限チェックで失敗している場合は、書き込み権限を持つユーザー(リポジトリのオーナーなど)が起票・コメントします。
参考:Claude Code GitHub Actions(Claude が @claude コマンドに応答しない)、実行をトリガーできるユーザー
6. ワークフローが認証エラーで失敗する
【発生するトラブル/エラー】
ワークフローは起動するが、Run Claude Code ステップがエラーで失敗する。ログに認証やOIDCに関するエラーが出ている。
【原因】
- シークレット名とワークフロー内の参照名が一致していない、またはワークフローが
anthropic_api_keyの行のままになっている - トークンの貼り付け時に一部が欠けた、または空白・改行が混入した
- トークンの有効期限(1年)が切れた、またはサブスクリプションが有効でない
- Claude GitHub Appが対象リポジトリにインストールされていない、または
permissionsからid-token: writeを削除した
【対応手順】
- ワークフローの該当行が
claude_code_oauth_token: ${{ secrets.CLAUDE_CODE_OAUTH_TOKEN }}になっているか、シークレット名がCLAUDE_CODE_OAUTH_TOKENと完全に一致しているかを確認します。 -
claude setup-tokenでトークンを発行し直し、シークレットの値を更新します(ステップ2、ステップ3)。 - claude.ai/settings でサブスクリプションが有効か確認します。
- Settings → Applications → Installed GitHub Apps → Claudeの Configure で、対象リポジトリがアクセス範囲に含まれているか確認します。
-
permissionsにid-token: writeが含まれていることを確認します。
参考:Claude Code GitHub Actions(認証エラー)、claude-code-action FAQ(OIDC 認証エラー)、ログイン後の 403 Forbidden
7. Claudeがテストやビルドのコマンドを実行しない
【発生するトラブル/エラー】
「テストを実行して確認して」と依頼しても、Claudeがコマンドを実行できない旨を返す。
【原因】
セキュリティのため、claude-code-actionではBashツール(シェルコマンドの実行)がデフォルトで無効になっている。
【対応手順】
ワークフローの with: 配下に claude_args を追加し、許可するコマンドを必要最小限で指定します。次は公式サンプルにある例の一部です。
.github/workflows/claude.yml(with: 配下に追記する例)
claude_args: |
--allowedTools "Bash(npm install),Bash(npm run test:*)"
参考:claude-code-action FAQ(Bash コマンドが実行されない)、examples/claude.yml
8. プルリクエストが自動作成されない
【発生するトラブル/エラー】
Claudeの作業は完了したが、プルリクエストが作成されていない。
【原因】
仕様どおりの動作です。ブランチ保護ルールを尊重し、PR作成の最終判断を人に委ねるため、Claudeはブランチにコミットをpushし、PR作成画面へのリンクを提示するところまでを行います。
【対応手順】
Claudeのコメントにあるリンクを開き、内容を確認してからPRを作成します。
参考:claude-code-action FAQ(PRが作成されない理由)
9. Actionsの無料枠を使い切って実行されない
【発生するトラブル/エラー】
Privateリポジトリで、ワークフローが実行されなくなる。
【原因】
GitHub無料プランのPrivateリポジトリでは、GitHub Actionsの無料枠は月2,000分です。支払い方法が未登録の場合、使い切ると実行がブロックされます(無料枠は毎月初めにリセットされます)。
【対応手順】
- 翌月のリセットを待つか、公開して問題ないリポジトリであればPublicにすることを検討します(Publicリポジトリの標準ランナーは無料)。
- 今後の消費を抑えるため、ジョブの最大実行時間と、Claudeの会話ターン数に上限を設けます。
.github/workflows/claude.yml(実行時間とターン数に上限を設ける例)
jobs:
claude:
timeout-minutes: 30 # 追加:ジョブの最大実行時間(分)
# if: / runs-on: / permissions: は変更なし
steps:
# Checkout repository ステップは変更なし
- name: Run Claude Code
id: claude
uses: anthropics/claude-code-action@v1
with:
claude_code_oauth_token: ${{ secrets.CLAUDE_CODE_OAUTH_TOKEN }}
# 追加:Claudeの会話ターン数の上限
claude_args: |
--max-turns 10
claude_args はひとつにまとめて記述します。ハマりどころ7 の --allowedTools も使う場合は、同じブロックに1行ずつ並べてください。
参考:GitHub Actions の課金、Claude Code GitHub Actions(コストを管理)
おわりに
本記事では、Claude Code GitHub Actionsを手動セットアップで導入し、Issueに @claude と書いて起票するだけでClaude Codeが動く環境を構築しました。コマンド操作はClaude Codeのインストールとトークン発行だけで、残りはすべてブラウザ上で完結します。
まずは小さな修正や調査の依頼から試し、慣れてきたらリポジトリに CLAUDE.md を置いてコーディング規約を伝えるなど、少しずつ任せる範囲を広げてみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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