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本「採用面接 100 の法則」を読んだ

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はじめに

採用面接 100 の法則 という本を読みました。
非常に多くのことを学ばせていただいたので、単なる読書記録だけでなく、自分なりに学んだことを整理してみました。

採用100.jpg

なぜ読んだか?

これまで 本「プロカウンセラーの聞く技術」を読んだ本「マンガでやさしくわかる傾聴」を読んだ の記事で書いた通り、今年から新卒採用の面接官を務めることとなり、現在週 1 くらいのペースで学生さんを相手に面接を行っております。

当初から「どうせやるなら面接官という仕事を品質高くできるようになりたい」と思っており、そのための理論やスキルを学べる本を読んできました。

これまで読んだ本は、人間関係を円滑にしたり悩み相談に乗ったりするための「傾聴」にフォーカスした本ばかりだったのですが、そろそろ直接的に面接官スキルに繋がる本を読みたいと思い、この本に至りました。

感想など

新卒採用の面接官をするにあたり大事なことをたくさん学ぶことができました。本書を手に取って良かったと思います。

後述しますが、面接で注意すべきは「認知バイアス」であり、それを回避して適切な評価をしていくためにはとにかく「事実」を聞くこと。これを知ることができたことが大きいです。

直近の面接でも実践してみていますが、実感としては良いと感じます。面接官デビュー当初と比較出来たら (実際は、録画や録音はないので不可能ですが) 結構良くなってきてるんじゃないかな、と思います。

学んだことの整理 (面接官をする時に認識すべきこと)

本書で学んだことをベースに、面接官をする時に認識すべきことを整理しました。
※ (#1) 等の番号は本書内の項番を指します

  • 面接では「認知バイアス」によって公平な評価が難しくなる (#1, #50, #51)
    • 認知バイアスとは?
      • 無意識の思い込み、先入観、偏ったモノの見方によって判断が合理性から逸脱すること
      • 本書では「心理バイアス」という言葉で紹介

    • 認知バイアスが発生する理由の一因は、人間が本来「ヒューリスティック」に物事を判断する特性を持っているから (#6)
      • ヒューリスティックとは?
        • 脳が効率よく判断するための思考のショートカットのこと
        • 過去の経験からくる直感、持論
          • 「こういう場合はこうすれば大丈夫」
          • 「体育会で○○部に入ってました!」→「じゃあメンタル強いんだな」

    • 確証バイアス」によって先入観を否定するような情報を無視してしまう傾向がある (#7)
      • 確証バイアスとは?
        • 認知バイアスの一種
        • 自分の仮説・信念を支持する情報ばかり集め、反対する情報を無視しようとする心理的傾向のこと
          • 脳が矛盾を嫌う (認知的不協和の解消)
          • 自分の考えが間違っていると不安になるので、安心したい
          • 結果、自分が見たいものしか見えなくなる
            • 「体育会で○○部に入ってました!」→「じゃあメンタル強いんだな」→「努力できなかった経験を聞く」→「まぁそういう時もあるさ (過小評価)」
            • 「体育会で○○部に入ってました!」→「じゃあメンタル強いんだな」→「ちょっと苦しいことに耐えた経験を聞く」→「やっぱりそうだ! (過大評価)」

  • 事実」を質問する。「事実」で判断する。「事実」を基に評価する (#8, #11, #26, #33, #58, #87, #88)
    • とにかく面接では事実を意識する。「事実」と「意見」は別物である
      • 「私は外国人とのコミュニケーションに自信があります (意見)」
      • 「私は 1 か月短期留学していたので外国人とのコミュニケーションに自信があります (弱い事実+意見)」
      • 「私は 3 年間留学していたので外国人とのコミュニケーションに自信があります (強い事実+意見)」
    • 面接では「相手が言っていないことは聞いていない」という心構えで臨む
    • 事実を基に判断することで、認知バイアスを避けた判断をすることができる

  • 学生の「志望度」は選考を経るにつれて上がっていくものである (#12)
    • 一次面接から「第一志望です」というのは考えにくいし、そうでなくて全然構わない
    • 面接官としての質問も「なぜうちを志望したのか?」よりも「現時点でうちのどんな点に興味や魅力を感じていただいているのか?」の方が自然な聞き方だと思う

  • 面接で質問する時の 4 つの観点 (#25)
    • 相手の人となりがわかりやすい質問

    1. チームで取り組んだこと
      • チームで進める中で苦労したことは?
      • チームの中でどういう役割だったか?
      • これまでの経験で「自分一人で進める」のと「チームで進める」のはどちらが多かった?
      • 「自分一人で進める」のと「チームで進める」のはどちらが得意 (好き) だと思う?

    2. 失敗したこと、うまくいかなかったこと
      • なぜ失敗してしまったか?
      • うまくいかなくてどう感じたか?
      • その後どんなアクションをしたのか?
      • 失敗することについてどう思う?

    3. 嫌なことや苦手だと感じることに取り組んだ経験
      • なぜ嫌だと感じるのか?
      • なぜ嫌なのにやったのか?
      • 嫌なことをやること (やらなければならないこと) についてどう思うか?
      • もし仕事が嫌なことや苦手なことばかりだったらどう感じると思う?

    4. 長期間継続して取り組んだこと
      • なぜ継続しているのか (できているのか)?
      • 継続する中で阻害要因はなかったか?
      • 継続することは辛くなかったか?
      • 継続して取り組んだことでどう感じたか?

  • 成果を聞くときは「成果に至ったプロセス」を重視する (#45)
    • たまたま成功しただけなのか?
    • 本人の習慣的な思考・行動に基づいて結果が出たのか? (再現性の有無)

おわりに

一旦、面接官に必要な質問スキルや傾聴に関するところはキャッチアップできたと思うので、次は面接で聞き出したことを適切に周囲の方に伝える「言語化」に関する本を読んでみたいなと思っています。

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