はじめに
前回 AWS認定資格12冠達成までの軌跡 - 1年5ヶ月・945時間の学習記録 の記事でも書いた通り、約 1 年 5 か月かけて AWS の資格 12 個を取得しました
言い換えると、その期間は自分なりに 「資格取得」 ということに向き合い続けた期間であり、多少なりとも思い至るところがあるわけです
というわけで、今回は 「資格取得」 というテーマで少し書いてみようと思います
資格取得の意義
- 何のために資格を取るのか?
- 仕事で必要だから
- 年収を上げるため
- 転職するため
- 色々あるかと思いますが、私の場合、諸々ひっくるめてしっくりくるのは「自分の選択肢を広げるため」でしょうか
- 「こういうことをやりたいな」「(逆に) こういうことはなるべくやりたくないな」「年収を上げたいな (そのために転職したいな)」といった時に資格があると武器になりますし、自分の意見に客観的な説得力を持たせられるのではないでしょうか
資格を取得したということは、つまりどういう状態?
- 厳密に言うと「資格を取得したタイミングで、当該資格の試験問題に対して一定以上 (合格点以上) の点数を取れる能力があったことの証明」ということになるでしょうか
- 当たり前と言えば当たり前なのですが、本質的にはこれに尽きると思っており、それ以上でもそれ以下でもないと思っています
- 何が言いたいかというと、資格を取得したからと言って、例えばその資格の分野について実務レベルで急に仕事ができるようになったかというと、必ずしもそんなことはない気がします
- 資格を持っていなくとも、その分野で実務経験がある人の方が「仕事ができる」という観点では圧倒的に上なのではないでしょうか
では資格取得に意味はないのか?
- 当然ながらそんなことは無いと思っています
- 資格取得した後の状態は「キャッチアップが完了した状態」「成長を加速させる準備ができあがった状態」というイメージな気がしています
イメージで表してみるとこんな感じ
- 知識の習得度合いを 「点」 と 「線」 で表してみる
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小さい点
- ある 1 つの分野について 浅く 知っている状態
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大きい点
- ある 1 つの分野について 深く 知っている状態
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細い線
- 知識同士が 弱く 関連づけられている状態
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太い線
- 知識同士が 強く 関連づけられている状態
- 知識同士が 強く 関連づけられている状態
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小さい点
- 以下はいわゆる理想系
- 大きい点 と 太い線 が多く、まんべんなく広がっている
- 最終的にはこんな状態になりたい
- 以下は実務のみで実践しているタイプ
- 実務で利用している領域 (図の左側) については点は大きく、線も太い
- しかし 実務で利用していない領域 (図の右側) についてはそもそも点ができていない
- 実務経験している内容については明るいが、それ以外の話になるとよく分からない。そんなイメージ
- 以下は資格取得をした状態
- 点が広い範囲でできている
- が、点は小さく、線もあまりできていない
- とりあえず資格勉強で浅い知識はまんべんなく得られたが、実務で使えるレベルではない。そんなイメージ
- 上記のように、資格取得とは、小さな点をまんべんなく得るイメージなのです
- 「点を作る」という作業は、ゼロの状態から 1 を作る作業なので、結構しんどいものです
- 資格勉強によって点の作成は完了しているので、成長の準備は整っています
- あとは仕事で必要となる分野の点を大きくしてあげたり、点と点を結んであげることを意識してさらなる実践を重ねることで、短い時間で実務でも使えるレベルに成長できるのではないでしょうか
- これが資格取得のメリット・意義であると私は考えます
資格取得による影響・変化
- 資格取得すると、周囲の人から自分に対して、以下のような印象を持ってもらえますが、ポジティブな面 と ネガティブな面 の両方が存在すると思われます
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ポジティブ面
- その分野の知識・スキルを習得している
- 日常的に勉強 (努力) をしている人である
- (技術資格の場合) 技術に興味がある人である
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ネガティブ面
- その分野に関して "実務レベル" で習得していると勘違いされる
- 上述の「理想系」に達していると勘違いされ、期待値とのギャップが生まれがち
- ギャップをどう埋めるかですが、なるべく自分の状態を「理想系」に近づける方向で考えたいものですね
- その分野に関して "実務レベル" で習得していると勘違いされる
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ポジティブ面
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AWS 資格取得 によって得られるもの
- 各 AWS サービスの以下を知ることができる
- 概要
- コンセプト
- できること / できないこと
- ベストプラクティス
- ユースケース
- AWS に関する会話になんとなくついていけるようになる
- AWS サービスを新しくキャッチアップしようと思った時のキャッチアップ速度が速くなる
- 各 AWS サービスの以下を知ることができる
おわりに
今回の記事のタイトルは Gemini に考えてもらいました。
「仕事ができる」と「資格がある」の決定的な違い:成長を加速させる資格取得の"本質"
自分じゃ絶対思いつかないなと思いますw、Gemini なかなかやるな


