はじめに
先日AWSの投稿で、S3 Tablesが東京リージョンでも利用可能になったアナウンスがありました。
今後ますます利用が増えると思われるS3 Tablesを使ったアーキテクチャ構成の実装を試してみます。
構成図
本記事では S3 Tables テーブルバケットを作成する 部分のみ実装します。
今後の記事で残りの部分を実装していきます。
実装手順
以下ステップで実装していきます。
ステップ3~5では、権限管理Lake Formationも出てきます。
本記事では、1. S3 Tablesバケットを作成 まで説明します。
S3テーブルバケットを作成
S3テーブルバケットは、コンソールやAWS CLIからも作成可能です。
コンソールから作成
コンソール操作:
「S3コンソール」 → 「東京リージョン」であることを確認 → 「テーブルバケット」タブ → 「テーブルバケットを作成」をクリック
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命名規則1に気をつけて、「任意のテーブルバケット名」を設定
他のバケットタイプと違い、アカウント内の各バケット名は現在のリージョン内で一意であればいいようです。 -
AWSサービスと連携したい2ので、「統合を有効にする」をチェック
有効化することで、Athena、Redshift、EMR、QuickSight、Data Firehoseと連携可能になります - 「テーブルバケットを作成」をクリック
AWS CLIから作成
AWS CLIから作成する場合は、以下コマンドを実行します。
aws s3tables create-table-bucket --name <S3テーブルバケット名> --region ap-northeast-1
S3 Tablesバケット作成結果
S3コンソールから確認すると、
東京リージョンの統合ステータスが有効化された状態で、
S3 テーブルバケットが作成できていることが確認できました。
最後に
まずは、各AWSサービスの統合先となるS3テーブルバケットを作成しました。
次回記事では、Amazon EMRを使って、このS3テーブルバケットに名前空間、テーブル/スキーマを作成します。
参考URL
この記事で参考にしたURLです。
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AWS記事:Amazon S3 table bucket, table, and namespace naming rules
https://docs.aws.amazon.com/AmazonS3/latest/userguide/s3-tables-buckets-naming.html#table-buckets-naming-rules ↩ -
AWS記事:Using Amazon S3 Tables with AWS analytics services
https://docs.aws.amazon.com/AmazonS3/latest/userguide/s3-tables-integrating-aws.html ↩