はじめに
AWS認定 SysOps アドミニストレーター – アソシエイト(SOA-C01)試験に合格しました。
意外にSOAに関する受験情報が少ないので、メモを残しておきます。
一応、以下の続編になります。
駆け込み受験
実はSOAは、2021/07/27から新しい試験のSOA-C02
に切り替わります。
新しい試験: AWS 認定 SysOps アドミニストレーター – アソシエイト (SOA-C02)
試験範囲などは大きく変わらないのですが、試験ラボ(コンソール画面もしくはAWS CLIを使っての実技試験)が導入されるようです。
これにより初回はかなり混乱が予想されヒトバシラーになるリスクが高いと判断して、変更前のSOA-C01
で受験できるうちに駆け込みで受けてしまうことにしました。
(追記)
SOA-C01
の最終受験日が7/27なので、最悪一回は落ちてももう一度受けようと思って7/16に申し込んだのですが、よく考えたらAWS認定試験は受験後14日間は再受験できないので、今回落ちたらSOA-C01
はアウトでした。危ねえ。
合格までの勉強期間
勉強期間は3日、実働は10h程度でしょうか。
SAAの知識があればその勢いで合格できるという話を真に受けて、最低限の労力で受験してみました。
試験範囲の謎
SOAを受験するにあたり一番の謎なのが、SAAとSOAの対象範囲ではないでしょうか。
まず、SOAに特化した受験本は出ておらず、唯一SOA対応っぽい雰囲気のアソシエイト3資格対策本
(後述)を見ても、これらの違いがほとんど書いてありません。
公式の絵(これ見てもわからん)
一通り勉強して分かったことはこんな感じです。
- 対象サービスは基本的にはSAAと同じ
なので、「このサービスって何?」という部分ではSAAと全く同じ知識が使えます。 - ただし質問の仕方(角度)が違う
SAAでは「このサービスって何?」「こういう場合にはどのサービスが適している?」という問いがメインですが、
SOAではこれに加えて「こんなトラブルが起きたらどこを疑う?」という観点が追加されます。
これだけ見ると単純に範囲が増えそうですが、「トラブルが起きそう」な個所は実はかなりパターンが限定されるので、結果的にSOAの試験で出題される範囲はSAAよりも明らかに狭かったです。
対策本を買う
前述の通り、SOA対応を謳った対策本はこれしか見当たらなかったので、消去法で買ってみました。
結論から言うと、これは不要でした。
対象サービスを一通り抑える意味では、SAAの時に買った本があれば十分(試験対策がこれ一冊で十分、という意味ではない)で、新しくこの本を買う必要はありませんでした。しかも一番知りたかったSAAとSOAの違いについては、ほとんど得られる情報なしという。
AWS WEB問題集で学習しよう を購入する
Webで予想問題を解くことができるサブスクリプションのサービスです。
90日間、AWSの各種試験問題に挑戦し放題になるもので、アソシエイトレベルの範囲を網羅しているベーシックプラン(¥4480/90日)を購入しました。(でも利用したのは3日、、、)
前回はUdemyを買って微妙だったのですが、今回のAWS WEB問題集で学習しようは当たりでした。
- 設問/日本語がとってもまとも
- SAA/SOA/DVAなどコース毎に専用の問題が設定されていて、知りたかったSAA/SOAの違いが把握できた
- 1問回答する度に正解が見られるので、学習のリズムが良い(個人差や好みはあるかも)
- 7問1セットになっているのが90セット位あって問題量が豊富
- 設問の時系列で並んでいるので「最近の問題だけやってみる」などの工夫ができる(最低コスト狙いには大事)
- 本番の試験でほぼ同じ問題が出まくる(マジか!)
最後の点、利用する分には良いのですが、内容はちょっとグレーだなーと感じるところがありました。
回答を見ると、参考情報としてリンクが貼ってあるのですが、これがAWS公式情報への直リンクです。
まあそれは良いのですが、実は出題されている問題文がほぼこの公式情報を丸コピーして作られている感じでして、著作権とかその辺は大丈夫なんでしょうか?って気になりました。
受験対策としては、全体を2周ほど周回するとほぼ全問正解できるようになるので、これだけやれば十分かなと思います。
公式情報を見る
一応、お約束の公式の試験に関する情報を読んでみました。
ここの
- 試験ガイドとサンプル問題をダウンロード
をやってみます。
10問中9問正解できたので、OKとします。
というか、この時点で試験前日の夜なので他の選択肢はありません。
Black Beltは今回読まなかった
SAAの時は「読んでてよかった」「絶対に読むべきだ」とか思ったのですが、今回はスルーしました。
上の AWS WEB問題集で学習しよう の手応えが良かったのと、最小コスト法で受験するには時間がかかり過ぎるのでスキップです。問題ありませんでした。
本番試験
今回もピアソンVUEを利用して自宅から受験しました。
前述の通り、ほとんど見たことある問題だったのと、やはり問題のタイプが『知っているか知らないか』なので、サクサク進めて60分くらい残した時点で終了です。
「後で考える」マークを付けたのが数個ありましたが、考えても分かるものではないのでサクッと提出しました。
楽勝だったぜ!
まとめ
今回の受験で学んだこと。
- SAA受かったら速攻でSOAも受験すると良い
- 対策本は改めて買わなくていい
- 最小コスト法で勉強すると成長した気がしない
次はデベロッパーを受けようかな。