はじめに
AWS認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト(SAA-C02)試験に合格しました。
お約束なのでメモを残しておきます。
自分のレベル
プロジェクトの開発環境としてAWSを使っていますが、利用者として雰囲気で触っているだけで、実は良く分かっていない所が多いです。
チュートリアルやハンズオンをポチポチ試すことはありますが、IAMが良く分からなくてついルートアカウントでやってしまうレベルです。
一度AWSのことを体系的に学習したいと思ってSAAを受験することにしてみました。
(追記)
元ネットワーク屋なので、VPCやゲートウェイ、ルーティング周りの知識はそれなりにありました。
この辺の問題が出たらボーナスチャンスくらいの印象だったので、ちょっとだけ楽できたかもしれません。
合格までの勉強期間
約1か月。
実働は20~30h程度でしょうか。
ちなみに机上での学習オンリーで、AWSのトレーニングや、実際にAWSを触りながらの勉強は一切やっていません。
実務のことを考えるとあまり良くはないのかもしれませんが、資格を取るという観点では机上だけで問題ないと思いました。
以下、受験までの流れを大まかに時系列で書いてみます。
受験する試験を決める
まずAWS認定の種類が沢山あり過ぎて何から受験すればいいのか分かりません。
右側の専門知識は置いておいて、左側の体系で見ると「基礎」→「アソシエイト」→「プロフェッショナル」の順でレベルが設定されているようです。
Oracle認定Java資格で言う所の「ブロンズ」→「シルバー」→「ゴールド」みたいな関係でしょうか。と勝手に解釈して真ん中のアソシエイトから受けることにしました。
次にアソシエイトの中の何にするかですが、これも色々調べてみてまずは『広く浅く一通りおさえる』ためにはなんとなくアーキテクトが良さそう、位のノリでこれに決めました。
対策本を買う
昔から参考書を買いこんで安心するタイプなので、なにはともあれ対策本を買います。
SAAの試験は2020年3月から新しいバージョン(C02)になったので「SAA-C02に対応」と明記されているものを選びます。
アマゾンでカスタマーレビューを参考にして何となく良さそうだったのでこれを買いました。
ちなみに技術書は紙派です。
とりあえず2周くらい読みました。
試験範囲をザックリ理解するにはちょうど良い感じですが、結論を言うとこれ一冊だけで合格するのは無理だと思います。
試験を申し込む
過去の経験から、ここからズルズル伸ばしがちなのでエイヤで1か月程先の日程を決めて申し込みしてしまいました。
ピアソンVUEを利用して自宅の受験にします。
申し込みのタイミングによっては「1回目の受験が不合格でも、2回目の再受験が無料になります」の特典があるので、これに当たるとラッキーです。
(自分は使えなかったので、落ちたら再課金のプレッシャーが強かったです)
Udemyの問題集を買う
ちょうどセールになっていたのでこちらを購入して試してみました。
(というか常にセールだし定価からの乖離が大きいので、これ正規に買うものではないと思います)
対策本も一通り読んだし、付録の模擬試験もほぼ解けるようになったので余裕かと思いましたが、普通に不合格です。
自分の勉強が足りないのだと思い、何度か対策本と行き来しましたが結果変わらず。
ちょっと焦りはじめます。
これは後から知ったのですが、Udemyはちょっと微妙かもしれません。
-
高難易度
を意識し過ぎて問題が無駄に複雑 - 問題文に選択するだけの必要十分な情報がないものが多い(「後から言えばそうとも言える」、みたいな)
- 回答の解説が説明になっていない(「Aが正解です。なぜならAが適切だからです。」的な)
この辺りに気づいてからは、『Udemyの問題は情報を調べるためのきっかけ』『模擬試験の点数は気にしない』と気持ちを切り替えて問題を解きまくりました。
それでも後半にはコンスタントに80%は取れるようになってきたので、丸っきり使えないという訳でもないですが、微妙でした。
Udemy微妙説
公式情報を見る
ここでようやく公式の試験に関する情報を読んでみました。
ここの
- 試験ガイドとサンプル問題をダウンロード
- AWSホワイトペーパーと、よくある質問を読む
- 模擬試験を受ける
がメチャクチャ参考になりました。というか、ここから始めるべきでした。
ちゃんと学習のヒント
って書いてあります。
Black Beltを読む
『認定試験を受けるだけならここまで読む必要はない』みたいな情報もあって敬遠してましたが、結論を言うと読むべきです。
50~100ページくらいのスライドが200本以上あってボリュームに圧倒されるのですが、とりあえず流し読みをして『初見の単語を無くしていく』位の気持ちで読み進めます。慣れると1スライド10分程度で読めるので、ひたすら心を無にして読みました。
よく考えたら、AWSを分かりやすく説明するプロが本気で作っている資料なので完成度が高いです。
重要なポイント(=試験で問われる部分)が超まとまっています。
本番試験
ピアソンVUEを利用して自宅から受験しました。
問題のタイプとして『知っているか知らないか』なので時間をかけて考え込むところは少なく、サクサク進めて60分くらい残した時点で終了です。
続けてアンケートに回答して送信すると合格しました
の文言が一瞬表示されましたが勢いで閉じてしまい、数時間後にメールで結果が来るまでハラハラして待ちました。
まとめ
今回の受験で学んだこと。
- 最初に公式を読め
- Black Beltを読め
- 対策本は何でも良い
- Udemyは微妙(婉曲表現)
- いいから公式を読め
次はシスアドを受けようかな。