概要
コンピュータのログをルーティングするプログラム。設定ファイル(/etc/syslog.conf)により出力内容や出力先を制御できる。
syslog.conf
どの種類のログをどこへ出力するかを規定するファイル。大きく分けて、ファシリティ・プラオリティ・出力先からなる。ファシリティは要はログの出力元でカーネルだったり認証のシステムだったりする。プライオリティはログの優先度というか内容で危機的なものからデバッグ情報までいろいろ設定できる。
ログの出力先
ファイル名を指定したり、ユーザの端末に表示させることができる。ファイル名で代表的なものは
- /var/log/messages
- /var/log/secure
がある。
ログの内容
時間 ホスト名 出力元 メッセージ
からなる
loggerコマンド
ログメッセージを生成するコマンド。syslog.confの確認に使ったりできる。
以下のコマンドでファシリティ「syslog」、プライオリティ「info」でtestというタグを付けて、「test msg」というログを記録できる
$ logger -p syslog.info -t test "test msg"