AWS Certified Solutions Architect - Professional(SAP-C01)に滑り込みでギリギリ合格できたので、どんな感じで勉強したかを書き連ねていこうと思います。
2022/11/15以降はSAP-C02という新しいバージョンの試験が開始され、本記事内の学習方法を利用することが難しい可能性があります。教材がSAP-C02に対応していることを確認してから購入することを強くお勧めします。
前提
- 筆者は非情報系の理系大学院生(修士1年)で、基本的に紙とペンを使う研究がメインなので大学で情報系の授業を取ったことはありません。
- 強いて言えば、C言語を使った数値計算の授業が半年間ありました(簡単な微分方程式を解いて終わりました)。
- 趣味としてのプログラミング歴は5年ほど、AWS歴は3年ほどです。
- 収入がカツカツでお金がかかるサービスは使えないため、AWS歴3年と言っても基本的にLambda+DynamoDB+S3のような構成でWEBアプリを作るような遊び方がメインでした。
- プロフェッショナル合格の3ヶ月ほど前にアソシエイトの方を取得しており、その勢いのまま受験しました。
- というよりは、SAP-C02になると問題が難しくなりそうな印象を受けたため、SAP-C01のうちに受験しておこうという気持ちで短めのスパンで受験することにしました。
以上のように、専門的な教育を受けておらず、また実務でAWSを使用した経験がなくとも問題なく合格できたという経験が参考になれば幸いです。
やったこと
1. AWS認定資格試験テキスト&問題集 AWS認定ソリューションアーキテクト - プロフェッショナル
まずはこの書籍で学習しました。ぶっちゃけ他の本と比較できていないため、これが1番良いと胸を張って言える訳ではありません。「この本でも十分わかりやすく、問題はなかった」という言い方をしておきます。
知識を完全に脳に定着させるのには、2つ目にやったことの方が効率が良いので、まずはどんな本でも良いので広く浅くぼんやりと覚えるくらいの気持ちで読むのが良いと思います。
効率面で言えば、この本の1つ1つのサービスについては深掘りせず、色々なサービスを紹介してくれる方法はかなり良かったと思います。
2. TechStock
WEB問題集です。AWS認定試験に関しては色々な問題集がありますが、以下の条件で選定したところこれに辿り着きました。
- PC、スマホで完全に同期しながら進められる
- 学習の進捗の記録が自動で行われ、間違えた問題のみを復習することができる
- 1問答えるごとに解説が表示され、別ページにある解説を探しに行ったり数問分の解説をまとめて読んだりする必要がない
結論として言えばこれは大当たりで、この問題集の問題とほとんど完全に同じ問題が本番の試験でも多数出題されました。体感では半分くらいが同じ問題でしたが、もう少し少なかったかもしれません。ただ、同じではない問題に関しても類推で解けるようなものが多かったため問題はなかったです。例のごとく、他の問題集を試していないためなんとも言えないですが、直感的にはこれ以上同じ問題が出るような問題集はないだろうという印象で、かなりお勧めできます。
ただ、解説は1問ごとに表示されますが、進捗がサーバーに記録されるのは1セット(7問/だいたい15〜25分)ごとなので、本当にスキマ時間で進められるかは怪しくそこだけは注意です。もちろん、ブラウザのタブを開きっぱなしにしておけば1問ずつ進められるのですが、PCで3問進めて、出先でスマホで続きから4問進めるといった使い方ができないため微妙にストレスになることは注意してください。
個人的には、このデメリットと比較してメリットが余りにも大きすぎるため、受験者全員にお勧めしたいと思っています。
やったことはこの2つだけですが、TechStockは問題数がかなり多いため、これだけで1~2ヶ月くらいは消化することになると思います。
結論
難易度は聞いていた通り高かったですが、アソシエイトを合格できる人であれば理解ができなくて躓くことはなく、知識の幅が問われる試験だったので時間さえかければ誰でも合格できそうな印象でした。TechStockを利用すればその時間が圧倒的に短縮できると思います(念のために言っておきますがステマではないです)。
SAP-C02にどのタイミングで対応するかは分かりませんが、TechStockがSAP-C02に対応したら是非これを使って学習を進めてみてください。