ストレージ
①Amazon EBS
概要
- ブロックストレージサービス
- 更新頻度が高く、高速なアクセスが要求される場合に利用
- EC2に接続してデータを保存
特徴
- EBSスナップショット
- 増分スナップショットを採用
- 変更のあるブロックだけを保存する
- バックアップの所要時間が短い
- Amazon Data Lifecycle Manager(DLM)を使用して、スナップショットから保存、削除のサイクルを自動化可能
- 増分スナップショットを採用
- 暗号化機能
- Amazon Key Manegement Service(KMS)を使用することで簡単に暗号化可能
- 99.999%の高可用性
- AZ内で自動で複製される
- EC2を止めてもデータは保存されまま
- ボリュームの種類
- 1.汎用SSD
- デフォルトの設定。
- 料金とパフォーマンスのバランスが良い。
- 2.プロビジョンドIOPS SSD
- 最も性能とコストが高いボリュームタイプ。
- ボリュームタイプで唯一複数のインスタンスにアタッチ可能。
- 3.スループット最適化HDD
- 安定したスループットを必要とする場合に適したボリュームタイプ。
- ログ処理やビッグデータ向けのデータストア、データウェアハウスなどのI/Oサイズが大きく、アクセス頻度が高いシステムに最適。
- 4.コールドHDD
- 最も低コストなボリュームタイプ。
- ログの保管やバックアップなどの低速でアクセス頻度が低い場合に使用。
- 1.汎用SSD
②Amazon EFS
概要
- フルマネージドで提供されるネットワークファイルストレージサービス(Dropbox的なイメージ)
- EFSはEC2インスタンスにマウントして利用する、Linaxベースのストレージサービス
- NFSプロトコルを用いた通信
特徴
-
同時アクセス
- 最大で数千台のEC2インスタンスやオンプレミスサーバーから同時にアクセス可能
-
高い可用性、耐久性
- データはAZに跨って複製されるため、最大99.99%の可用性を発揮
-
スケーラブル
- データの増減に応じてストレージ容量が自動的にスケーリングされる
-
強い一貫性
- 更新が即時に反映されるため、常に最新のデータにアクセス可能
-
ファイルロック
- 編集中のデータはロックされるため、作業の競合を防止
-
クロスリージョンレプリケーション
- リージョンもしくはAZでデータのコピーを自動的に行う。
- 注意⚠
- レプリケーション先のファイルは更新不可(Read only)
- 設定時に既存のEFSはレプリケーション先として設定不可
-
ストレージクラスの種類
- 標準ストレージクラス
- 標準ー低頻度アクセスストレージクラス
- 1ゾーンストレージクラス
- 1ゾーン低頻度ストレージクラス
③Amazon FSx
概要
- 高性能な機能を持つ完全マネージド型のファイルストレージサービス
- オンプレで使用しているファイルストレージを迅速にクラウドへ移行できます
- ファイルシステム
- Amazon FSx for Windows(SBMプロトコル)
- Amazon FSx for NetApp ONTAP
- Amazon FSx for OpenZFS
- Amazon FSx for Lustre
特徴
- 完全マネージド型
- ソフトウェアの更新・バックアップの実行など、時間のかかるリソースの管理タスクを自動化
- 可用性と耐久性
- 高速
- 高い読み取りと書き込み速度と安定した低レイテンシー
- 従量課金制
④S3
概要
- 低コストで利用できるクラウド型のオブジェクトストレージサービス
- 99.999999999%(イレブンナイン)
特徴
- 容量無制限
- 一つのファイルサイズは5TB
- データの即時反映
- 高い可用性
- 最低3つのAZに冗長的に保存
- インターネット経由(HTTP,HTTPS)でアクセス可能
- 低コスト
- インタネット→S3:無料
- S3→インタネット・他AZ:有料
- アクセス管理
- バケット・オブジェクト単位で読み書きの許可設定が可能
ストレージクラス種類
ストレージ | アクセス頻度 | 取り出し時間 | AZ |
---|---|---|---|
S3標準 | 高い | 即 | 3以上 |
S3インテリジェント | 頻度に応じて自動で移動 | 即 | 3以上 |
S3標準IA | 中 | 即 | 3以上 |
S3標準-1ゾーン | 中 | 即 | 1つ |
Glacierインスタント | 低 | 即 | 3以上 |
Glacierフレキシブル | 低 | 数分〜数時間 | 3以上 |
Glacierディープ | 低 | 12時間以内 | 3以上 |
⑤AWS Storage Gateway(オンプレ→AWS)
概要
- オンプレからAWSストレージにデータをバックアップしたり、データを連携する時に使用
- オンプレ→Storage Gateway→S3
特徴
- コスト削減
- AWSに移行することが難しいアプリケーションの企業内のファイルサーバーのコストやオンプレ環境データ連携可能
- タイプ
- ファイルゲートウェイ
- オンプレのファイルデータをStorage Gateway経由でS3のオブジェクトとして保存可能
- ボリュームゲートウェイ
- オンプレのデータをS3に保存して管理。
- キャッシュ型と保管型モードで動作する
- キャッシュ型
- プライマリはS3
- 頻繁にアクセスされるデータはキャッシュしてローカルに保存することで、低レイテンシーなアクセス可能
- 保管型
- プラマリはオンプレストレージ
- 非同期にAWSにバックアップ
- データセット全体にオンプレのアプリケーションが低レイテンシーでアクセス可能
- キャッシュ型
- ファイルゲートウェイ
ストレージサービス | 種類 | ストレージ形式 | 概要 |
---|---|---|---|
ファイルゲートウェイ | S3 | ファイル形式 | NFS ,SMBに対応。 S3woファイル共有ストレージに使用可能 |
ファイルゲートウェイ | FSx | ファイル形式 | SMBに対応。 FS for Windows File Serverをファイルストレージとして共有可能。 |
ボリュームゲートウェイ | キャッシュ型 | ボリューム型 | 全てのデータをS3に保存しつつ高頻度アクセスのデータのみをローカルに保存 |
ボリュームゲートウェイ | 保管型 | ボリューム型 | 全てのデータをローカルに保存しつつ、S3上へデータのスナップショットを保存 |
テープゲートウェイ | テープゲートウェイ | 仮装テープ型 | 物理テープストレージの代替として使用可能 |