背景
リモート接続で業務環境を切り替える際、端末のネットワーク情報 が必要になる場面は必ずあります。
私自身、職場PCとノートPCの両方でリモート作業を行う中で、接続設定のために 自分の端末のアドレス情報を調べる 必要がありました。
- Windows では
cmdからipconfig /allを実行するだけで、端末情報が一覧できます。
この基本操作を理解しておくと、リモート接続・ネットワーク設定にスムーズに対応
この記事の目的
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自分の端末アドレス(IPv4)
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ワークアドレス(職場ネットワークで割り当てられるIP)
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ホストアドレス(機器固有のMACアドレス)
これらを Windows コマンドで簡単に確認する手順 をまとめます。
1. cmd の開き方
- Windows の検索バーに 「cmd」 と入力
コマンドプロンプト を起動
2. ipconfig /all を実行する
ipconfig /all
実行すると、端末に存在するすべてのネットワークアダプタの情報が一覧表示されます。
3. 結果の読み方(押さえるべき5項目)
3-1. IPv4 Address
- あなたの端末に割り当てられたアドレス。
リモート接続やネットワーク設定で最も参照される項目です。
例:
IPv4 Address. . . . . . . . . . . : 192.168.xx.xx
3-2. Subnet Mask
- ネットワークの範囲を示す値。
同じサブネット内なら端末同士が直接通信できます。
Subnet Mask . . . . . . . . . . . : 255.255.255.0
3-3. Default Gateway
- 外部ネットワークへ出ていく“出口”のアドレス。
VPN や社内ネットワークのルーティング確認で必須。
Default Gateway . . . . . . . . . : 192.168.xx.1
3-4. DNS Servers
- ドメイン名をIPに変換するサーバー。
名前解決ができないときはここをチェック。
DNS Servers . . . . . . . . . . . : 8.8.8.8
3-5. Physical Address(MACアドレス)
- 端末固有のハードウェアアドレス。
ネットワーク機器のフィルタリング設定などで使用されることがあります。
Physical Address. . . . . . . . . : xx-xx-xx-xx-xx-xx
4. よくあるつまずきポイント
● Wi-Fi と有線でアドレスが変わる
複数アダプタがある場合、どれを参照すべきか迷いやすいです。
今利用しているネットワーク の欄を見るのが正解。
● VPN 接続中は別アドレスになる
VPN の仮想アダプタが追加され、IPが切り替わる場合があります。
挙動としては正常です。
● “どこを見ればいい?”問題
新人がよく悩むポイントですが、
IPv4 / Gateway / DNS / MAC の4つを見れば最低限の確認ができます。
まとめ
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ipconfig /allは端末情報を確認する最も基本的なコマンド -
リモート接続や社内ネットワーク設定で必ず使う
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IPv4・Gateway・DNS・MACが読めれば十分 -
リモートワーク時代に必須の基礎スキル
ネットワークの理解は、まず「自分の端末を知る」ことから始まります。
ぜひ一度、自分のPCで実行してみてください。