■本記事の目的
Snowflakeのトライアルおよびご契約後の初期設定を行うため
管理者ロールの段階を理解するため
■前回の記事
Snowflake 初期設定:⑤SECURITYADMIN編 ユーザーへのロール割当て
■今回の作業
SYSADMINでウェアハウスを作成していきます。
ウェアハウス専用ロールに割り当てます。
■ウェアハウスを作成する。
以下のコマンドで作成していきます。
単一のスケールでオートスケールもしない設定で作成してみます。
use role SYSADMIN ;
create or replace warehouse TEST_WH WITH
warehouse_size = XSMALL --ウェアハウスサイズ
scaling_policy = STANDARD --スケーリングポリシー
enable_query_acceleration = FALSE --ウェアハウス増強
max_cluster_count = 1 --最大クラスタ
min_cluster_count = 1 --最小クラスタ
statement_timeout_in_seconds = 21600 --クエリタイムアウト
auto_resume = TRUE --自動再開
auto_suspend = 60 --自動停止時間 ※設定すると自動停止が設定される
initially_suspended = TRUE --作成初期の一時停止
;
■ウェアハウスの使用権を割り当てる。
作成後は、所有者しかウェアハウスを使用できないので、
前段で作成したウェアハウス用アクセスロールに使用権を割り当てます。
use role SYSADMIN ;
grant usage on warehouse TEST_WH to role <WH用アクセスロール> ;
例
grant usage on warehouse TEST_WH to role TEST_ACCESS_WH_ROLE ;
grant usage on warehouse TEST_WH to role TEST_ACCESS_WH_ROLE ;
■あとがき
ウェアハウス作成権(CREATE WAREHOUSE)は、下位ロールに許可しない限りは
SYSADMINがウェアハウス作成をすることになるので、
下位ロールに使用権(USAGEなど)を割当てる作業もセットで必要になってきます。
また、DB用途別でのウェアハウスを定義することも必要になります。
リソース使用状況の監視なども視野に入れると、要件に応じたウェアハウス設計が
必要になります。
これもロール設計と同様に図面化してから作成したほうがよさそうです。