もはや恒例となりました、今週のプラグインアップデート情報です。
今週の主なトピックは、キャッシュ処理の高速化と、リリースされたばかりのUE5.7への対応です。
1. キャッシュ処理の高速化
UEP/UDEV refresh コマンド実行時の、前半部分の処理を高速化しました。
結果として、処理速度が従来の 5〜6倍 に向上しています。
(トレードオフとして、処理中にUIが一時的にブロッキングされる場合がありますが、速度向上を優先しました。)
2. Target.cs の解析精度向上
Target.cs ファイルの解析ロジックを改善し、より多くのクラス定義を正しく認識できるようになりました。
3. キャッシュファイル名の衝突を修正
プラグイン(.uplugin)とプロジェクト(.uproject)が同名の場合に、生成されるキャッシュファイル名が衝突してしまう問題を修正しました。
4. Unreal Engine の自動検索を強化
Engineの自動検索機能において、レジストリに書き込まれる標準のバージョン番号やUUID以外のカスタム文字列にも対応しました。
これにより、インストールビルド(Install Build)時に特定の識別子を独自に設定している環境でも、Engineを正しく検出できるようになりました。
5. Unreal Engine 5.7 への対応
今週リリースされた UE 5.7 において、プラグイン側に特別な変更を加えることなく uep refresh や ubt build などの主要機能が正常に動作することを確認しました!
まとめ
上記のほか、細かなドキュメントの修正なども行いました。
個人的に、主要な機能群が安定し、自分でも満足のいくレベルになってきたと感じています。
今週のアップデートは以上です。
