環境

MacBook Pro 2022 M2

いきさつ

いつものようにMacを開いたら以下のウィンドウが表示された
ゴミ箱に一旦入れて戻してみるも戻すたびに上記ダイアログが表示されてdockerが起動できない
Docker Desktopを勝手にアップデートする設定にしていたのだが今日アップデートされたと思われるDockerアプリのタイムスタンプが未来日付になっておりおそらくこれが原因でウイルス扱いされていると思われる
再インストールを試したが同様の現象が再発
これ以上頑張るよりは直すために頑張るよりは以前からRancher Desktopに移行したいと考えていたのでこれを機に移行することにした
docker-composeすら使用せずdocker単体で良いのならRancher DesktopをインストールしなくてもLimaを単体でインストールしても動作する（Rancher Desktopは内部でLimaを使用している）
- docker-composeが後から欲しくなったらbrewで別途インストール可能。

おまけアプリをゴミ箱送りにしても上記ダイアログが何度も出てくる場合

ゴミ箱の中身を空にするとアラートが止まった。
ゴミ箱の中身を見てゴミ箱送りにしなきゃ・・・ってアラート出してる？天然さんかな？(#^ω^)ﾋﾞｷﾋﾞｷ

移行してみた所感

Rancher Desktopの方が起動やビルドに若干時間がかかる
- Rancherの方が速いというネット記事を見かけたが昔の話っぽい
とは言え微々たる差であり使い勝手はほぼ変わらない
- Docker Desktopのライセンス料を払っているなら移行を検討していいと思う

手順

Docker Desktop for Macの削除

ApplicationフォルダからDocker.appを削除（今回の場合はMacが勝手に削除済）
関連ファイルの削除

rm -rf ~/Library/Containers/com.docker.docker
rm -rf ~/Library/Application\ Support/Docker\ Desktop
rm -rf ~/Library/Group\ Containers/group.com.docker
rm -rf ~/Library/Logs/Docker\ Desktop
rm -rf ~/Library/Preferences/com.docker.docker.plist
rm -rf ~/Library/Saved\ Application\ State/com.electron.docker-frontend.savedState

別に残しておいても支障ないが戻るつもりがないなら消してストレージ容量を確保

Rancher Desktopのインストール

brewからインストール
```
brew install --cask rancher
```
dockerのパスを確認
```
which docker
```
- これで【ルートディレクトリ】/.dockerが含まれるパスが表示されていたらdockerコマンドのシンボリックリンクがdocker desktopのパスのままになっているので以下コマンドでRancher Desktopへ向けてシンボリックリンクを貼りなおす
```
 ln -sf ~/.rd/bin/docker /opt/homebrew/bin/docker
```
- Apple siliconマシンの場合。intelマシンの場合はパスが違うらしいので注意
mysqlコンテナを開けるようにする
- そのままだとmysqlコンテナを立ち上げようとするとpermission deniedが発生しコンテナが立ち上がらなくなる
  - mysqlディレクトリ全体を777許可してもpermission deniedになる
- 解消するために以下作業を行う必要がある
  1. ~/Library/Application\ Support/rancher-desktop/lima/_config/override.yamlを作成し、以下内容を保存
    - 参考にさせていただきました：https://qiita.com/kino15/items/8b3ae44fb3115cb670da
      mountType: 9p mounts: - location: "~" 9p: securityModel: mapped-xattr cache: "mmap"
Rancher Desktopをコマンドのみで開けるようにする
- 完全に好みの問題なので起動する度毎回ウィンドウを閉じるのが苦痛じゃなければこの作業は不要