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GASをGitHub管理してみた

Last updated at Posted at 2024-06-06

長い間 GAS を書いてきて、Git 管理したいとは思っていましたが、どうも Chrome 拡張機能を入れることに抵抗があり避けてきました。
が、大きめのものを作ることも増えて、いい加減しんどくなってきたので GitHub 管理に挑戦してみました。

準備編

準備としては以下のことを行います

  • Chrome 拡張の Google Apps Script GitHub アシスタントの導入
  • Chrome 拡張から GitHub を操作できるように、GitHub で token を作成
  • GitHub の token を Chrome 拡張に設定
  • Google App Script API の有効化

Chrome拡張を入れる

Google Apps Script GitHub アシスタントをインストールします。
リンク先の chrome ウェブストアで Chromeに追加 ボタンを押すだけです。
スクリーンショット 2024-06-06 22.21.54.png

GitHubで token を作成

インストールした Chrome 拡張の Google Apps Script GitHub アシスタントから GitHub を操作できるように GitHub で token を発行します。

  1. GitHubにアクセスしログイン
  2. 画面右上の自分のアイコンをクリックし、表示されたメニューの下の方にある Settings をクリック
  3. 開いた Settings 画面の左のメニューの一番下の Developer Settings をクリック
  4. 開いた GitHub Apps 画面お左のメニューの Personal access tokens をクリックし、展開した中の Tokens (classic) をクリック
    スクリーンショット 2024-06-06 22.23.54.png
  5. 開いた Personal access tokens (classic)画面の右上の Generate new token ボタンをクリックし、展開した中の Generate new token (classic) をクリック
    スクリーンショット 2024-06-06 22.26.21.png
  6. 開いた New personal access token (classic)画面の以下を入力し、最後に一番下の Generate token ボタンをクリック
    • Note: 任意の token 名
    • Select scopes: repoにチェック
      スクリーンショット 2024-06-06 22.27.55.png
  7. token が発行されるのでコピーする(token の再表示はできません)

作成した GitHub token を Google Apps Script GitHub アシスタントに設定する

  1. Chromeで拡張機能からGoogle Apps Script GitHub アシスタントアイコンをクリックし、開かれたメニューから オプション をクリック
  2. 開いたGoogle Apps Script Github アシスタントに以下を入力して GITHUB LOGIN ボタンをクリック
    • username: 任意の名前
    • github access token: GitHubで取得した token を入力
  3. Google アカウントの選択画面が出るので、アカウントをクリック
  4. アクセスの許可を求められるので Allow ボタンをクリック

Google App Script APIを有効化する

  1. Apps Scriptにアクセスし、左のメニューの 設定 をクリック
  2. 開いた設定画面の Google Apps Script API をクリック
  3. 開いたGoogle Apps Script API画面でオンにする
    スクリーンショット 2024-06-06 22.32.04.png

Google Apps Script APIを有効化(オン)に出来たら、GASのスクリプトエディタの上部メニュー(実行等が並んでいる行)の右側にメニューが追加されます
スクリーンショット 2024-06-06 22.34.16.png

GAS での開発

ここではすでに GAS のスクリプトエディタで書いたコードがある前提で開発の進め方の話をします。
と言っても1ステップだけです。

GitHubに Push

  1. GitHub 管理したい GAS のスクリプトエディタの上部メニューの Repository をクリックして、 Create new repo をクリック
  2. Repository 作成画面が表示されるので以下の入力をし Create をクリック
    • Repository name: 任意の Repository 名を入力
    • Type: Public / Private を選択
    • Description: Repository の説明を入力(GitHub の Repository の README.md に書かれる)
  3. Branch の横の ⬆️ をクリック
  4. 開いた Diff 画面から、Push するファイルを選択し Comment を入力し Push ボタンをクリック

まとめ

これでスクリプトエディタで GAS のコードを書いて、履歴として GitHub が利用できるようになりました!

おまけ

GASのスクリプトエディタは使いにくい!ローカルのエディタでコードを書きたい!
という方は以下の手順を行います。

  • GAS のスクリプトエディタ から GitHub に Push したコードをローカルに落とす
  • ローカルでコードを書いて GitHub に Push する(ここは単に Git の使い方になるため省略)
  • ローカルから GitHub に Push したコードを GAS のスクリプトエディタに Pull

GitHub に Push したコードをローカルに落とす

  1. Push した GitHub の Repository の Code 画面の右上の Code ボタンをクリックし、展開した中の SSH タブの値をコピー
    スクリーンショット 2024-06-06 23.14.34.png
  2. ローカルに落としたいディレクトリを開き以下のコマンドを実行
    % git clone [GitHubで取得した値](git@github.com:....)
    

GitHub のコードを GAS のスクリプトエディタで Pull

  1. GAS のスクリプトエディタの上部メニューで Repository と Branch を選択し、⬇️ をクリック
    スクリーンショット 2024-06-07 10.38.28.png
  2. 開いた Diff 画面から、Pull するファイルを選択し Pull をクリック
  3. 1, 2秒?待つとスクリプトエディタの画面が更新されて Pull したコードが反映されます

== おわり ==

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