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Mac で TeX を使えるようにした

Last updated at Posted at 2018-09-20

概要

今回は Mac に TeX (Texshop) を使えるようにします。

インストール環境

Mac OS 10.13.06 High Sierra

参考

以下のURLを参考にしました。
https://qiita.com/hideaki_polisci/items/3afd204449c6cdd995c9

インストール手順

1. TeXShop

TeXShop > Obtaining から、一番上にある「Latest TeXShop Version 4 for Mountain Lion or higher」を押して、最新版の TeXShop をインストールします。

2. MacTeX

MacTeX 2018 > Downloading から、MacTeX.pkg をダウンロードします。
(後から思ったけど、BasicTeXも入れるので、不要かもしれません。。)

3. BasicTeX

Homebrew を使って、basictexをインストールします。
この時、phostscript とimagemagick も一緒にインストールしておきます。

brew update 
brew upgrade
brew install ghostscript
brew install imagemagick
brew tap phinze/homebrew-cask
brew cask install basictex
brew cleanup

tlmgrを使うために、以下のpathを.bash_profileに通しておきます。

~/.bash_profile
export PATH=/usr/local/texlive/2018/bin/x86_64-darwin:$PATH

4. TeXLive のアップデート

Basic Texがインストールされるとtlmgr(TeXLiveのパッケージマネージャ)もついてくるので、ここでtlmgrでTeX Liveのアップデートを行います。

sudo tlmgr update --self --all

5. TeXShop の環境設定

TeXShop > Preferences を開く。

5.1. Source タブ

左下の「Set Default Values」で、 pTeX (ptex2pdf) を選ぶ(下図参照)。
Screenshot 2018-09-20 15.58.58.png

5.2. Engine タブ

Path settings で (pdf)TeX を
/usr/local/texlive/2018/bin/x86_64-darwin/
にします(これがどこにも書いてなくて苦労しました...)。
Screenshot 2018-09-20 15.59.12.png

5.3. TeXShop 再起動とTypeset

TeXShopのアプリを閉じて(Quit)、もう一度開き、適当なtexファイルを開いて、Typesetして、ちゃんと動くか確認する。
(私の場合は、正常にTeXが動いてPDFファイルが表示されました)

(おまけ) フォントの追加

High Sierra でヒラギノ明朝体を使う

マスクメロンさんの「High Sierra 用 TeX Live 2017 追加ファイル」を参考にしました。

以下にやったことを書いておきます。

1) texmf-local ダウンロード・配置

High Sierra 用のリンクと Map ファイル」から、texmf-localをダウンロードしてください。

ダウンロードした texmf-local を展開します。
texmf-local/ の fonts/ の中に、**map/opentype/**が入っていますので、それらを /usr/local/texlive/texmf-local/fonts の中に入れます。

$ unzip texmf-local.zip
$ cd texmf-local/fonts/
$ sudo mv map/ /usr/local/texlive/texmf-local/fonts/.
$ sudo mv opentype/ /usr/local/texlive/texmf-local/fonts/.

2) 一覧表の更新

上の作業で設置したファイルを TeX が見つけられるように、mktexlsr で一覧表を更新します。

sudo mktexlsr

(おまけ) mktexlsr
LaTeX がファイルを読み込むときは TeX のディレクトリの中から目当てのファイルを探すとき、あらかじめファイルの一覧表を作っておき,ファイルを探すときにはそれを参照します。その一覧表 (ls-R) を作るコマンドが mktexlsr です。 TeX Live では,ls-R という一覧表でファイルを管理していますので,新しいパッケージなどをインストールするたびに一覧表を更新する必要があります(参考:TeX Wiki 一覧表の更新。)

3) Map ファイルの生成

最初に設置した Map ファイルから、dvipdfmx、dvips など、各 DVIware 用の Map ファイルを生成します。

$ sudo updmap-sys
$ updmap-user -setoption jaEmbed hiragino-highsierra-pron

(注意)
私のPCでは、udpmap-sys を先に打たないと、updmap-user -setoption jaEmbed hiragino-highsierra-pronで、Error: Can't find required tool のエラーが出ました。


以上です。
これでやっと TeX で文章が書ける。。。

ちなみに、色々と調べていくうちに「もしかしたら MacTeX インストールしなくてもよかったのでは?」と思ったりもしました( MacTeX はダウンロードにも時間がかかるので...)。
もしこのページを参考にして、MacTeX なしでインストールできた方を教えていただければ幸いです。

他にも、不明な点などありましたらおしらせください!
(2018.9.20作成)

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