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【GCP Associate対策】VPCとVPNの違いを「オフィスと専用通路」で例えたらスッキリした話

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はじめに

こんにちは!Google Cloudの勉強をしていると、VPCとVPNという似たようなアルファベット3文字の単語が出てきて、「あれ、どっちがどっちだっけ?」と混乱したことはありませんか?

特に、オンプレミス環境との接続を考えるハイブリッド構成の問題では、この2つの役割を正確に理解しているかが問われます。

この記事では、そんなVPCとVPNの違いを、 「あなたのオフィスとそこへ続く専用通路」 という簡単な例え話で、一発で理解できるよう解説します!

VPC (Virtual Private Cloud) ☁️ --- クラウド上の「あなたのオフィス」

まず、VPCは、Google Cloud上にある 「あなた専用の、壁で仕切られたプライベートなオフィス空間」 だと考えてください。

隔離された安全な場所: Google Cloudという巨大なデータセンターの中に、他の誰からもアクセスされない、あなただけの論理的なネットワーク空間を構築します。これがVPCです。

リソースを置く場所: あなたはこの安全なオフィス(VPC)の中に、サーバーであるCompute Engine (VM)やデータベースなどの大事な機材(リソース)を置きます。

内部は自由に通信可能: オフィス内のPC同士がLANケーブルで繋がっているように、VPC内に置いたVM同士は、安全かつ高速に通信することができます。

要するに、VPCはリソースを配置するための「場所」そのものです。

VPN (Virtual Private Network) 🔒 --- オフィスへ続く「専用通路」

次に、VPNは、あなたの会社や自宅のPCから、先ほどのクラウド上のオフィス(VPC)まで続く 「暗号化された安全な専用通路(トンネル)」 のことです。

安全な接続経路: インターネットという誰でも通れる公道は、便利な反面、通信を覗き見されるリスクがあります。VPNは、この公道の中に、関係者しか通れない暗号化された専用トンネルを作る技術です。

外部から安全にアクセスする手段: あなたは自宅や会社のネットワークから、この安全なトンネル(VPN)を通って、クラウド上のオフィス(VPC)の中にあるサーバーに安全に接続します。

要するに、VPNはオフィスに入るための「手段・経路」 です。

まとめ:VPCとVPNの関係性

項目 VPC (Virtual Private Cloud) VPN (Virtual Private Network)
役割 クラウド上のプライベートなネットワーク空間 安全な接続経路(トンネル)
例え 貸し切りオフィス、プライベートな土地 オフィスへの専用通路、秘密のトンネル
目的 リソースを安全に配置する リソースに安全に接続する

この2つの関係を1文で表すと、こうなります。

「VPNという安全な専用通路を通って、VPCという自分のオフィスにあるサーバーにアクセスする」

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