はじめに
大量のフォルダーを手動で作成するのは面倒ですよね。
この記事では、テキストファイルに記載されたフォルダー名一覧から、バッチファイルを使って一括でフォルダーを作成する方法をご紹介します。
ステップ①:フォルダー名一覧をテキストファイルに記載
まずは、作成したいフォルダー名を1行ずつ記載したテキストファイルを用意します。
ファイル名は list.txt としておきます。
例:
Documents
Projects
Weekly_Ascii
※空白を含む名前は _(アンダーバー)などで置き換えるのが安全です。
ステップ②:バッチファイルを作成
メモ帳などで以下の1行を記述し、makefolders.bat という名前で保存します。
for /f %%a in (%1) do md %%a
※拡張子 .bat を正しく付けること。Windowsの初期設定では拡張子が表示されないため注意。
ステップ③:list.txt をバッチファイルにドラッグ&ドロップ
作成した list.txt を makefolders.bat にドラッグ&ドロップするだけで、記載されたフォルダーが一瞬で作成されます。
注意点
- フォルダー名は1行に1つずつ記載
- 使用できない文字:
/ : * ? " < > | - 特殊文字(
( ) & @ ^)も避けた方が安全 - 同じ名前のフォルダーが複数ある場合は1つだけ作成される
応用:既存フォルダーの一覧をテキスト化する方法
逆に、既存のフォルダー一覧をテキストファイルに出力したい場合は、以下のバッチファイルを使います。
dir /ad /b > folderslist.txt
これを makelist.bat として保存し、対象フォルダー内で実行すると、folderslist.txt に一覧が出力されます。
ファイル一覧を取得したい場合は以下のようにします:
dir /a-d /b > fileslist.txt
コマンドプロンプトで直接実行する方法
バッチファイルを使わず、コマンドプロンプトで直接実行することも可能です。
-
list.txtを置いたフォルダー内で Shift + 右クリック → 「コマンドウィンドウをここで開く」 - 以下のコマンドを入力:
for /f %a in (list.txt) do md %a
※バッチファイル内では %%a ですが、コマンドプロンプトでは %a になります。
まとめ
バッチファイルを使えば、面倒なフォルダー作成作業を一瞬で終わらせることができます。
業務効率化や整理整頓にぜひ活用してみてください!