1.はじめに
今回はServiceNowの各アプリケーションのリスト表示をGroup By形式で表示させる小技をご紹介します。(ServiceNow的には「グループ xxx表示」しているのと同じ状態)
今回はインシデント管理の「すべて」モジュールを例にいじってみます。
2.設定方法
①左ペインにあるインシデント管理の「すべて」モジュールの鉛筆マーク(モジュールの編集)をクリックします。
②「リンクタイプ」タブの「引数」に「^GROUPBY(列名)」を追加します。
今回の例では「ステータス」列でGroup byしてみますので「^GROUPBYstate」となります。
③設定が反映されると、以下のようにリスト表示が指定した列(今回はステータス)で「Group by」された状態になります。
#3.2種類の展開方法
グループ集約されたデータを展開する方法に以下の2種類があり、表示が微妙に異なります。
用途に応じて使い分けてください。
3.1 「グループを展開」で展開する
レコードの左側にある三角を展開すると、そのグループだけ展開されます。
↓
3.2 「このグループのみを表示」で展開する
各グループのリンクをクリックすると、その条件でフィルタがかかったリストページが表示されます。
↓
4.補足
今回紹介の設定を、「既にリンクタイプの引数に設定が入っているモジュール」(例えば、インシデント管理の「オープン」とか)でやってみてもグループ集約された表示にはなりませんでした…。
実際に使える場所は限られるかもしれませんね。
5.参考URL
Saving a "Group By" View and set it as default for all user.