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Pixar USD Houdiniプラグインのビルド

Last updated at Posted at 2018-11-17

houdini_2018-11-10_05-07-33.png

環境

  • Houdini 17.0.352 or 17.0.395
  • Windows 10 (or Windows 7)
  • Visual Studio 2017

Note

この記事現在のHoudini Production Buildは17.0.352なので、そちらも環境に挙げているが、ビルド時に次のような問題がある。しかしながら、利用においては今のところ問題は感じてない。次のProduction Buildが出た時は、そちらを安定版として運用するのもアリ。

  • Installパスが C:\Users\<username>\Documents\houdini17.0(以下、ユーザーパス)の中にある dso ディレクトリ以下になっており、本来ユーザーパス直下にあるべき otlsscriptspython_panelsdso ディレクトリの中に作成されてしまう。
    • 手動でそれらのお決まりディレクトリをユーザーパス直下に移してあげれば解決はする。
  • アイコンの pxh_gusdIcon.png ファイルが含まれておらず、いくつかのノードのアイコンが飛んだ状態になる。
    • Daily Buildの方には含まれているため、そのファイルだけを引っ張ってきて ユーザーパス\config\Icons 以下に保存すれば解決はする。

CMake

項目を次のように設定

Source code: C:\Program Files\Side Effects Software\Houdini <HOUDINI_VERSION>\toolkit\usd_houdini_plugins
Buld binaries: 任意の書き出し先

追加でパスを設定
Houdini_DIR = C:\Program Files\Side Effects Software\Houdini <HOUDINI_VERSION>\toolkit\cmake

image.png

VSプロジェクト環境の選択

cmake-gui_2018-11-18_08-27-22.png

ビルド

特に何もせずReleaseでビルドするだけ。

image.png

ベストプラクティス

こういったビルドを行う場合は、上記のNoteに記述のとおり、想定してなかった事が起こることもあるため、クリーンな状態で、問題をなるべく排除したうえで行うのが良い。
でないと、ユーザーのローカル環境が汚染されてしまうため、いざ、また同じビルドを行う際にどのファイルが古かったのか、どのファイルを除けばいいのかが不明確になる。

なので、以後の管理のためにも次の事を行うのをお勧めする。

  1. ユーザーパス(A)のディレクトリを _houdini17.0 とかに名前を変えてあげたうえで、一度Houdiniを立ち上げて、クリーンなユーザーパス(B)構造を作った上でビルドする。

  2. ビルドでユーザーパス(B)に作成されたファイルを抜き出してきて別ディレクトリに移す。

    • 例:C:\tools\Houdini\USD\17.0.395_181118
    • ビルドで作成されたファイルのみを以下の様にまっさらなディレクトリに移す。
    • image.png
  3. ビルドに使用したユーザーパス(B) houdini17.0 を削除する。

  4. _houdini17.0 とリネームしたユーザーパス(A)を houdini17.0 に戻す。

  5. ユーザーパス(A)の中にある houdini.env にパスを追加する。

    • HOUDINI_PATH=C:\tools\Houdini\USD\17.0.395_181118;&
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