はじめに
対象リージョン内にIBM Cloud Monitoringを作成されている場合、以下のVPC サービスではIBM Cloud Monitoring ダッシュボードを使用して、デフォルトでメトリクスのモニターをすることができます。
- VPC Virtual Server Instance
- VPC VPN
- VPC Load Balancer
- VPC Flow Log
本記事では、VPC上のWindows仮想サーバーをデフォルトで備わっているMonitoring機能を利用して監視・通知設定を行います。
注意点
本機能を利用するためには、対象リージョンにPlatform metricsを有効にしたCloud Monitoringのサービスが必要です。有効化は以下を参照ください。
https://cloud.ibm.com/docs/monitoring?topic=monitoring-platform_metrics_enabling
また、Platform metricsが有効化されている場合、メトリクス (time-series)分の課金が発生します。
https://cloud.ibm.com/docs/monitoring?topic=monitoring-pricing_plans&locale=en#pricing_example3
メトリクス表示手順
IBM Cloudポータルにログインし、ハンバーガーメニューから「VPC Infrastructure」→「Virtual server instances」を選択します。
対象のサーバー名をクリックし、詳細画面を開きます。
「Overview」横の「Monitoring」をクリックすると、各種メトリクスが参照できます。
次に「Launch monitoring」をクリックすると、IBM Cloud Monitoringのダッシュボードを見ることもできます。
以下のように、仮想サーバーの様々なメトリクスを表示することができました。
通知設定手順
メトリクスの各種通知設定は、「︙」→「Create Alert」をクリックすることで可能です。
「Profile」→「Setting」→「Notification Channels」で通知チャネルを新規作成できます。
ダウンタイムの通知設定
ただし、上記のWindows デフォルト・アラートではダウンタイムの通知を設定することはできません。そこでサーバーから送られてくるデータのステータスが「No Data」の場合、通知を発報するよう設定したいと思います。
「︙」→「Create Alert」をクリックし、通知設定画面を開きます。
「Setting」内の「No Data」を「Notify」に設定します。これにより、Monitoringがサーバーからメトリクスを受信できない状態になった場合(つまり、サーバーがダウンした場合)に通知が発報されます。
設定は以上となります。
その他の項目はお好みで設定ください