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Windows Backup:塩漬けシステムのハードウェア最新化方法

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はじめに

クラウドにおいてベアメタルを利用し続けていると、部品の在庫不足により、障害時に交換できないという状況に陥る可能性があります。そのため、事前にハードウェアの最新化を図る必要があります。
一方でしばしば稼働システムは塩漬けしたい。そこでOSはそのまま、ハードウェアのみアップデートする際の手順と注意点を記載します。

環境情報

  • バックアップ元サーバー
    • プロセッサ:Broadwell
    • OS: Windows2012R2
    • 2017年デプロイ、以降Windows update適用なし

手順の検討

想定手順とエラー

Windows Server Backupでは、ISOイメージを使用してリストア先サーバーを修復モードで起動する必要があります。

  1. リストア先サーバーをISOイメージからブート
    • エラー1:ISOイメージからストレージが見えない
    • エラー2:ISOイメージブート後、NICが見えない
  2. Windows server backupによりリストアを実施

考察

  • ドライバ不足によるストレージ参照失敗
  • ドライバ不足によるNIC参照失敗

これらの考察が正しかったです。

最終的な手順

  1. ドライバを比較して不足ドライバを洗い出し
  2. Windows2012 ISOイメージへ不足ドライバを焼き直し
  3. バックアップ取得&リストアを実施
  4. ISOイメージからリストアイメージへの不足ドライバ焼き込み

1. ドライバを比較して不足ドライバを洗い出し

ドライバをリストした結果、RAID Controller用ドライバとNICドライバが新規に利用されていることが分かりました。

> driverquery /v /fo table

2. Windows2012 ISOイメージへ不足ドライバを焼き直し

今回はドライバ不足により、ISOイメージからストレージ・NICが参照できない状態でした。
そのため、ISOイメージへドライバを追加します。
ISOイメージへのドライバ焼き直しについては以下記事を参照ください。
https://qiita.com/takason/items/e7ed8dbfe75c25c54a57

3. バックアップ取得&リストアを実施

ISOブート後にストレージとNICが参照出来るようになったため、リストアを実施します。
Windows server backupでのリストアは以下記事を参照ください。
https://jpwinsup.github.io/blog/2022/05/09/Storage/Backup/Restore/

4. ISOイメージからリストアイメージへの不足ドライバ焼き込み

リストア後のシステムイメージ内には追加したドライバが含まれていません。そのため、ISOからシステムイメージにさらに焼き直す必要があります。
https://qiita.com/takason/items/e7ed8dbfe75c25c54a57

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