たいへん遅くなりましてスミマセン,,, やっぱこういうのは終わってすぐの勢いでやらなかんっすね,,,;(
ということで今年もまとめます!
イントロ
ROSCon 2025に行ってきました!Singapore!!
今年は「ただ参加する」をミッションにしてきました.ここ数年けっこう発表してきたしええやろ,,,(というのはイイワケで,まぁネタ切れ気味やったし;(
そのぶん X/Twitter などでなるべく実況中継したつもりなので,開催前後を含めた2025/10/26-30あたりの投稿をご笑覧くださいませ.
それとこれいつも言ってますが,あくまで極私的まとめです.講演動画はもうぜんぶ公開されていますので,いつでも見返せます.
つまるところ,あなたの感想はあなたがpushしてください!
やはり時代は Physical AI
異論は認められませんな:D
Opening Remarks 直後のしょっぱなの Keynote 的なセッションから "Advancing Robot Learning With ROS 2" が取り上げられるという熱の入りようでした.
去年から AI/GAI 的な激流はもちろんあり,新しい技術には当然として対応するよ??という冷静な空気感は漂っていた.それでも去年までは「LLMとかVLAとか ROS 2 で使いやすくするラッパを用意したでよ!!」的な話題に留まってたのが実情でもあった.
今年は次のステージへ確実に上がっている印象がある.
上記セッションのようにゴリゴリとROS連携して学習系を回したり,この時代に「プラットフォーム」であるROSはなにをするべきか??という確かな課題意識を感じた.
組織編成としても OSRA 配下に Physical AI 特化の SIG が立ち上がったり,今回の ROSCon ではキックオフ的なBoFセッションも実施されていた.
ROSとして Physical AI に取り組むのか??については フィジカルAIxロボティクス Advent Calendar 2025 にまとめて寄稿したいと思っています(とはいってない:D
Zenoh は今年も元気!!
2つめのトピックはやっぱこれ,だって極私的だもの:D
rmw_zenoh のコア開発者であるYaduさんとJulienさんの講演.Tier−1の達成おめでとうございます!
共有メモリ通信など新しい feature についてもいろいろ紹介があった.そしてゴリッゴリな性能評価がいろいろ出てきて,これも次のステージに来ている感である.
そして rmw_zenoh の採用はどんどん進んできている.これ大事である.
具体的には Dexory からの講演で migration experience の共有があったり,
Doosan Robotics が産ロボに使おうぜ??となっていたり,,,
LT でも ZettaScale 勢が大活躍!!
Zenoh for ROS? Robtics?? な新しいプロダクトの紹介もありました.つよいぃ,,,
なんと Autoware との連携も進んでいるらしい??
RMW の新潮流!!?
Zenoh の上位には RMW がある.
その流れで一番刺さった講演がコレである.
この講演の元ネタになったのは ros2 topic pub で email 送ってやんぜ! というなにいってんのか(ry なのだけど,知見まみれでえぐかった.全人類のプロトコルを ROS 2 対応できるんちゃうか??
これは私も何度だって言ってるけど,ROS 2 は Zenoh に切り替わったわけでもこれが全てでもない.やはり Pros and Cons があるので DDS も依然として使われていくはずである.
そんな一角を占める Fast DDS の最新のアップデートに関する講演もあった.
ただしいつも会ってた eProsima 勢とか CycloneDDS 関係者の顔を見かけなかった,,, 今はその時じゃないと思っているのか,ちょっと気にならなくはない,,,
あとはTIER某勢から RMW どころか全てを焼き払おうとする過激な発表があったり,,, (いいすぎ:D
シミュレータ大戦争?ちがうそうじゃない!!
これもやはり極私的ですが,シミュレータ周りも Watch してきました.
現地がいちばん湧いたのはやはりこの講演かなぁ.
そうなるとどのシミュレータがいいの??っと盛り上がりたいところだけども,コミュニティ的には standalization の方向に向かっていることに注意.ざっくりいえば同じスクリプトでどんなシミュレータでも同じようにロボット開発できまっせ!というところです.これはとても正しいし重要な方向性だと思っている.
The Birthplace of Open-RMF!!
シンガポールといえば,やはり Open-RMF である.
Day 2 morning session は病院や空港やホテルなどシンガポール各所さまざまなところに deploy されている Open-RMF の発表で埋め尽くされた.もはや PoC のフェーズなんてとうの昔に終えていてどんどん実戦投入されている.すぎょい,,,
ちなみに ROSCon 2025 の開催翌日には Open-RMF ツアーにお誘いいただいて参加できた.やっぱりナマで動いているのを見せられるとさらに説得力が増す.語彙力どこいったで恐縮やけど,すぎょい,,,
ROS Community の方向性
コミュニティはどんどん成長を続けていく.
OSRA も2年めを迎えて認知度が増してきた??
あとはチャットサービスとして Zulip の採用が発表されています.みなさんぜひ参加しましょう!!
いやっなんだかいろいろ乱立してきてね??っと思ったらこちらのガイドを参照:D
なんで現地参加するの?やはりこれのためっ!!
今年はまだ日本から近い開催だったけども,やはり相応の費用も時間も体力も掛かってくるわけです.
高品質にLivestreamしてるしけっきょく1ヶ月くらい待てばスライドと動画が全公開されるんだし,そしてイマドキはインターネットでいくらでも情報をキャッチアップできるしGitHubを中心としてコミュニケーションもできるわけで.
それでもなんで現地参加するのか??
やっぱりこれのためです:D
あとは ROSCon JP の実行委員権限をフル活用して,こんなのを撒き餌にして多くの新たなトモダチができました!!
日本からの参加者はトテモ多かった!
企業としても,ソニーセミコンさんが協賛ブースを構えていたり,ROS-Industrial のブースは実質的にIHIさんの倉庫管理なデモ紹介になっていたり,現地法人のようだけど大林組さんが Diversity Sponsor!! をしていたり!
そしてめいめいに楽しんでいたと思っています.
ちなこのネタは(極私的には)LTでいちばんウケてました!
そしてちゃんと成果になっている!!
これが続いていって良きループになっていくことが大事だと思っています!!
また来年!!
トロントは日本から行きやすいっ!!(?
ぜひまた来年もお会いしましょう!!

