tl;dr
Open Notebookを利用してゆいれーるに関するFAQボットを作成した。Google WorkspaceのNotebookLMでは必要なAPIが不足していたため、オープンソースのOpen Notebookを活用。
Dockerを使って簡単にセットアップでき、複数のAIモデルも利用可能。感想として、他のAIサービスとの連携の可能性を期待している。
これをやった背景
Google WorkspaceにあるNotebookLMで各種ソース(URLやドキュメント、PDFファイルなど)をアップロードすると選んだ資料だけを学習し、その情報に基づいて質問への回答や要約の作成、アイデアの整理などを行う、GoogleのAIアシスタントをよく利用するんですが、
該当のサービスは下記の公式ページのとおり一部のAPIはあるものの、私たちが利用したい機能であるアップされた情報に基づいて質問への回答を自動生成して返すAPIがないことから他の手段がないかというのを調査していたタイミングで、オープンソースで Open Notebookがリリースされたことがきっかけでした。
何をしたの?
Open Notebook自体の使い方等は他の記事や公式Docsに譲るとして、沖縄に住んでるものとしてはサクッと必要なときにゆいレールの時刻とか確認できると嬉しいなー🤔と思い、
URLの登録によるソースアップロードもできるみたいだったのでやってみました
どうやって作ったか?
公式リポジトリの5-Minute Setup Guideを見ながらDockerで実装しました。
🏠 For Localhost (Same Computer) に貼られたコマンドをコピーして実行しただけです
❯ docker compose up -d
[+] Running 1/1
✔ Container open-notebook-open_notebook-1 Started 0.1s
❯ docker compose ps
NAME IMAGE COMMAND SERVICE CREATED STATUS PORTS
open-notebook-open_notebook-1 lfnovo/open_notebook:v1-latest-single "/usr/bin/supervisor…" open_notebook 2 days ago Up 4 seconds 0.0.0.0:5055->5055/tcp, [::]:5055->5055/tcp, 0.0.0.0:8502->8502/tcp, [::]:8502->8502/tcp
起動できていたら下記にアクセス
すでにゆいレールHPのURLがアップロード済みですが、このような画面が開きます。

左サイドメニューより「Notebooks」メニューを開いて、「New Notebook」ボタンを押し、
表示されたダイアログにNotebook名を入れて、「Create Notebook」を押すと、資料(ソース)がアップロードできる画面が表示されます。
画面左側からそれぞれ下記の機能を持った画面が表示されます。
このSourcesにURLやPDFファイルなどのソースをアップロードし、学習してもらったというわけですね
Sources
- 学習させる資料(ソース)をアップロードする
Notes
- Markdownなフォーマットで自分でAIに学習してもらうコンテンツを作成可能
Chat with Notebook
- Sourcesを学習した状態でAIとチャットができる
今回は那覇空港駅とてだこ浦西駅のみに絞ってURLをアップしました。
実際に使ってみた結果がこちら👇️
NotebookLMより優れた点
✅ APIが豊富に提供
OpenAPI形式で提供されてるAPIが確認できるようになってました 🙌🏽
これ使えば、自分たちが開発してるアプリでも利用できそう 🤔
✅ 利用できるModelも豊富
Google提供のGeminiだけでなく、その他のAIプロバイダーのモデルを利用することも可能👍️
感想
Modelの違いによるレスポンスの変化の確認もできるし、APIで自分の作ったアプリケーションと連携もできるし、
データソースの追加や変更も柔軟に対応できて、便利ですね‼️
ちなみにNotebookLMには、すでに動画の生成やスライドの生成は対応できるようですが、Open Notebookはまだのようでした💦
(社内のSlackでメンバーが教えてくれましたが、issueにはあがってる模様)
ぜひ、対応してほしいw





