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Google Cloud All Certificationを5ヶ月で取得した話

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1. はじめに

日記感覚のメモです。
9/30にGoogle Cloud 認定資格 2025/6月時点の公開資格すべて取ることができました。

受験動機

①4月からGoogle Cloudがメインの案件にアサイン

筆者の担当範囲はAWSですが、チームメンバーの多数がGoogle Cloud側でPJで飛び交う用語がたまにわからないため、勉強しやすい資格でも取るか!という意志

②All Certification表彰プログラムの新設

2025年から全冠表彰プログラム が新設されました。表彰されるのって純粋に良いよね…という邪な動機

③All Certで回せるGoogle Cloud Nextのガチャガチャ

会社メンバーがPixel9当たった!!!という羨ましい話を伺い、ガチャ回したい!!という邪な動機

2/3が邪な動機です。餌に弱い人間です。

著者スペック

  • AWS歴5年強 2025 Japan All AWS Certifications Engineers
  • オンプレミス歴10年
  • インフラエンジニア
  • TOEIC 355点
  • Workspace 管理者経験はないものの、グループ運用の動作は把握済、メール・DNSの基礎も有

駆け出しではないので、AWS歴が長い人で、Google Cloudを勉強したいときの参考になれば幸いです。

2. 受験順

以下の順序で受験しました。Professional Machine Learning Engineer(PMLE)のみ初回不合格で2回受けています。

受験順 試験名 受験日 合否 体感難易度
1 Cloud Digital Leader(CDL) 5/18
2 Associate Cloud Engineer(ACE) 7/20
3 Professional Cloud Architect(PCA) 7/26
4 Professional Cloud Network Engineer(PCNE) 8/16
5 Professional Cloud Security Engineer(PCSE) 8/23
6 Professional Cloud DevOps Engineer(PCDE) 8/30
7 Professional Cloud Developer Google Cloud(PCD) 8/31
8 Generative AI Leader Certification(GAIL) 9/7
9 Professional Machine Learning Engineer(PMLE) 9/13
10 Associate Google Workspace Administrator Certification(AGWA) 9/20
11 Professional Cloud Database Engineer Certification(PCDBE) 9/22 中※
12 Associate Data Practitioner Certification(ADP) 9/27 中※
13 Professional Data Engineer(PDE) 9/28
14 Professional Machine Learning Engineer(PMLE) 9/30

※ 英語受験の体感難易度。日本語対応になった場合難易度は下がる可能性があります

  • AWSでのWell-Architected Frameworkで培ったクラウドの感覚
  • SREに関する本(DevOpsは結構SREの原則的なあるべき問題が出ます)の読書経験

があれば受験自体はもうちょっと早いスケジュールでも行けると思います。

なお筆者は CDLとACEの間で 技術書典 の原稿、
PCAとPCNE の間ではコミケ の原稿をやっているので、上記スケジュールが最短です。

3. 勉強方法

AWSだったら “オンプレミスとクラウド間の閉域経路を素早く用意する” 場合はVPN接続だから、GoogleCloudでもそうだろう
AWSだったら “S3のストレージコスト最適化” をしたい場合はライフサイクルルール、GoogleCloudでも似たサービスがあるだろう

AWSの知識を転写で勉強が可能なため、Google Workspace Administrator、DevOps、Machine Learning Engineer以外は AWSに慣れている方は、それほど苦労しないと思います。

以下自分が勉強したツールです。

会社主催勉強会(CDL)

Cloud Digital Leaderの勉強会、プロジェクトの構成を学ぶ勉強会でDigital Leader相当の知識を身に着け、CDL試験に臨みました。

書籍(ACE、PCA)

ACE、PCAまでは以下のテキストを主軸に勉強しました。

合格対策 Google Cloud認定資格Associate Cloud Engineer テキスト&演習問題

体系立っており、読みやすかったですが機械学習系は入っていないのと、Network Connectivity Center、Security Command Centerなど多少新しめのサービスの詳細は入っていないので、基礎をざっと書籍で勉強し、試験範囲のサービスを公式ドキュメントで補完する必要がありました。

公式 Learn模擬試験(すべて)

GoogleCloudでは、Learnというドキュメント内に試験範囲のそれぞれの解説ページがあり、
公式模擬試験がついています。

ここで引っかかった問題を中心にドキュメント、ハンズオンで知識を習得しました。

Skill Boost(ほぼすべて)

GoogleCloudではAWSのSkill Builderのようなページもあり、サービスの解説やハンズオンを行うことができます。
有料表記のページが多いですが、無料の Innovatorsプログラム で毎月35クレジット貰えます ので、気軽に講座を受けることができます。

英語の講座が多いため、ブラウザ翻訳をかなり活用しました。

Udemy&SCSKさんブログ(英語試験のみ)

GoogleCloudでは、日本語翻訳されていない資格試験は英語で受験する必要があります。

以下はADPの公式模擬試験ですが、

あなたの会社では、社内ユーザー向けの会社データの保存に BigQuery を使用しています。ユーザーは全員「Internal-Reporting」という Google グループのメンバーです。これらのユーザーが、BigQuery 内のデータの SELECT および JOIN を実行できるようにすると同時に、UPDATE および DELETE は実行できないようにする必要があります。最小権限の原則に従う必要があります。どうすればよいですか。

日本語では、『最小権限の原則ならIAMの権限を最小にすればいいんだな』とパッとわかると思うのですが、

Your company uses BigQuery to store company data for internal users. All users are members of a Google group called "Internal-Reporting." You need to allow these users to SELECT and JOIN data in BigQuery, but not UPDATE or DELETE it. You need to follow the principle of least privilege. How can you do this?

英語ではパッと正直わかりません。

このブログが非常に助けになりました…!

プラスして、Udemyで英語試験の例文をひたすら読む練習をし、なんとか合格できました。
英語試験はすべて時間ギリギリ2時間使いました。

機械学習クイック コース(PMLE)

PMLEはAWSのMLSよりも少し踏み込んだ機械学習の基礎について問われた印象でした。
適切な機械学習アーキテクト・手法選択のみできるだけでは落ちます。そのため、以下のクイックコースで基礎を復習しました。

閾値をずらしたらそれぞれ検出率はどうなる?など、計算で求められる内容が図解で表示されるので、非常にいい教材です!直前まで繰り返し勉強していました。

G-gen さん Tech Blog(ほぼすべて)

全ての資格に対策マニュアルを作っていらっしゃって神です。直前の復習に使いました。

4. これからの目標

9/16 に新設された Professional Security Operations Engineer が実務的に役立ちそうです!
こちらをとれるように、まずはTOEIC勉強をしたいと思っています。

英語、本当に大事…なので…

その他

Udemyの日本語問題集はおそらくAIで作成されたコースが混じっており、明らかに誤っているだろう…という問題集があります(ACE辺りで触ってみて時間を無駄にしました…)
極力公式、信頼できるドキュメントから学ぶのが一番の近道です!

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