行頭の字下げ(インデント)は悩ましいですね……。
字下げについてはハウスルールもありそうで(例えばちくま学芸文庫の場合、行頭に『「』が来る場合は一字下げて1/2幅の『「』が来るようです。言ってみればいわゆる半角スペースのあとに全角の『「』が来る感じです)、ReVIEW側で自動に調整するのは難しそうです。
そのため、ある程度個別対応が必要になるわけですが、その方法にも2通りあります。
自動インデントにして、インデントしない場合だけ指定を入れる
ReVIEWでは、通常は段落冒頭は字下げするのがデフォルトです。
HTMLの場合、CSSで、
p {
text-indent: 1em;
}
的なものが指定されていることが期待されています。
一方で、段落冒頭であってもインデントしたくない場合もあります。そのような場合、
//noindent
という記法を入れておくと、その直後の段落はインデントされなくなります。
この場合、HTMLでは当該p要素にはclass="noindent"が指定されるため、CSSにも、
p.noindent {
text-indent: 0;
}
的な指定を入れておいて下さい。
自力でインデントする
上記の場合とは異なり、基本的にはインデントしてほしくないとか、インデントする/しないが大変微妙であって、インデントする場合のみ個別に指定したい、という場合もあります。
そのような場合は、インデントしたいところにはいわゆる全角空白を入れる、ということにするのが楽ちんです。
その場合、当然のようにCSSとしては、
p {
text-indent: 0;
}
としておきます。また、PDF (LATEXBuilder) の場合にも、
\parindent = 0pt
といった指定を入れておきます。