##はじめに
※ポエムです。悪しからず。
よくこれからプログラミングをやろうとしている方から**「どういう言語が習得しやすいでしょうか?」**という質問を受けます。
それに対して意見を言うと...
**「エラーが出た時に、一つずつ原因を探って潰すための思考法が身についているかどうか?」**が重要だと思い始めました。
要はコードとエラー文を読み飛ばさずに読めるか?
この観点が重要そうです。
読める状態とはどういう状態なのかを考えてみたいと思います。
##読める状態とは、イメージ同定と具体例同定できる状態
読める状態とは、イメージ同定と具体例同定、ができる状態だと考えます。
この2つの単語は、国立情報学研究所が考案したリーディングスキルテストで導入されている概念です。
具体的な定義をみていきましょう。
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具体例同定【辞書、理数】(INST)
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文章と図形やグラフを比べて内容が一致するかどうかを認識 する力を問う。
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イメージ同定(REP)
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文章で書かれた定義を読んで、それと合致する具体例を認識 する能力を問う。
リーディングスキルテストについてはこちらをご覧ください。(戸田市の事例が有名です)
要は文章から図形や具体例を認識できるか?が問われています。
##例文
これをプログラムに置き換えてみましょう。
str = abc
int = 123
「変数と代入」では数字や文字から変数に向かって矢印を引いている図形をイメージできると読めている状態と言えるのではないでしょうか。
イメージ同定(文章から図形への変換)
def addition(x, y):#関数の定義
print(x + y)#関数で行う処理
具体例同定(具体的な数字を入れて考える)
aとbの2つの数字を受け取れる箱(関数)を定義して
受けとった場合にa+bの結果を出力する。
具体的に10と20を入れてみる。
こういう図形と具体例の認識が、素早く複雑にできるようになるのがプログラミングの上達なんではないかなと思います。
##まとめ
日々エンジニアとして業務していると、大量のリファレンスを読むことになるため、ついつい読み飛ばしをしてしまいがちですが、文章から連想される図形と具体例を常に確認しながら読んでいきたいと、改めて思いました。