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個人開発、リリースできなかった20個の話 レポジトリ供養回第1回:スペシャリティコーヒーファインダー編

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☕哀愁漂うレポジトリを眺めながら

私のGitHubには、個人開発を始めては挫折し、中途半端なまま放置されたレポジトリが散乱しています。今回、初めて個人開発でMVPをリリースできた記念として、これらの「供養」をしようと思います。

なぜリリースできなかったのか?なぜ挫折したのか?
その理由を振り返っていきます。

スペシャリティコーヒーファインダー

私はコーヒーが大好きで、東京中のスペシャリティコーヒー店を巡っています。
しかし、「本当に美味しいお店(=インスタ映えではなく、コーヒーそのものを重視している店)」を探すのは意外と骨が折れます。

例えば、Googleマップで「スペシャリティコーヒー」と検索しても、

実際にスペシャリティコーヒーを扱っているかは分からない

写真を1件ずつ見て、焙煎機や抽出器具がしっかりしているかで判断する

…という、かなりアナログな方法で探していました。

そこで、

「この作業を自動化できたら、世界中どこに行っても自分好みのカフェを簡単に見つけられる!」

とやる気になり、開発を始めました。

🎯 目指したサービスのフロー
[地名 + スペシャリティコーヒー] → 該当地域のカフェ一覧を取得 →
Googleマップの写真を解析 →
スペシャリティコーヒーを扱っていそうか?
高級エスプレッソマシンなどの器具があるか? →
YESなら「おすすめカフェ」として表示

💥 挫折した理由

① 技術的な難しさ

Googleマップの写真には、関係ない「友達との記念写真」などが多数含まれており、フィルタリングが必要

Googleの画像認識APIでは、エスプレッソマシンの存在までは検出できても、メーカーやモデルの特定は困難

画像判定精度の問題で、自作の機械学習モデルが必要になりそうと気付き挫折

補足:途中で「Google Map上の店舗公式サイトURL → 公式サイト画像で判定」という代替案も浮かびましたが、その頃にはモチベーションが下がっていました。

② ニッチすぎた?

コーヒー好きは多いが、「スペシャリティコーヒーに強いこだわりを持つ層」は限られている

利用シーンも「旅先」など限定的で、使用頻度がかなり低い

そもそも毎日使うようなユースケースではないため、ユーザー数 × 利用頻度 = 非常に低い

🔚 まとめ

このアイデアには独自性があったと思います。
しかし、

技術的に実現が難しい(特に画像認識の精度)

ターゲット市場が狭く、頻度も低い

という二重苦により、サービスとしての価値が見出しにくいと判断し、開発を断念しました。

今回の学び

このアイデアから自分が作りたいものであると同時に、そこから金銭的なメリットが生まれるか?ある程度多くの人に刺さるアイデアかをより考えるようになりました。
アイデアとしては個人的に好きなので、他のサービスがもしあたったらもう一度挑戦してみたいと思います!

では次回の供養回で!!

宣伝

初めてMVPまで辿り着いた英会話添削アプリをリリースしました。
ぜひこちらの記事も読んで欲しいです!またフィードバックのアンケートいただけたら飛び跳ねて喜びます!!

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