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西日本リージョンのAzure DatabricksでサーバレスSQLを使う

Last updated at Posted at 2024-04-02

社内でサーバレス熱が高まっているので、自分も乗っかります。

嬉々として以前こちらの記事を書きました。

しかし、今時点では西日本リージョンではサーバレスSQLが使えません。申し訳ありません。

こちらではワークアラウンドとしてDelta Sharingを使う方法をご紹介します。@kohei-araiさんに教えてもらいました。

全体像

データは西日本リージョンに配置しておきながらも、サーバレスを使える東日本リージョンにDelta Sharigでデータを共有します。この際、データのコピーは発生せず、東日本リージョンから直接西日本リージョンのデータを読み込む形になります。こちらにあるDatabricks 間共有を行います。
Screenshot 2024-04-02 at 11.57.09.png

アカウントコンソールでの作業

いずれのリージョンでもUnity CatalogおよびDelta Sharingを有効化します。

東日本

今回の例では西日本側でUnity Catalogを有効化していなかったので、メタストアを作成してワークスペースにアタッチします。
Screenshot 2024-04-02 at 10.28.44.png
Screenshot 2024-04-02 at 10.28.58.png
Screenshot 2024-04-02 at 10.29.10.png

Delta Sharingの配下にあるDatabricksのユーザーが組織外にデータを共有できるように、Delta Sharingを有効化しますをチェックします。
Screenshot 2024-04-02 at 11.36.23.png

トークンの有効期間や組織名を設定して有効化をクリックします。
Screenshot 2024-04-02 at 11.36.59.png

東日本

こちらでもDelta Sharingを有効化します。
Screenshot 2024-04-02 at 11.44.11.png

西日本ワークスペースでの作業

カタログエクスプローラで共有するテーブルを格納する、カタログとスキーマ(データベース)を作成します。
Screenshot 2024-04-02 at 10.32.30.png
Screenshot 2024-04-02 at 10.33.04.png

画面左上のテーブルを作成をクリックします。
Screenshot 2024-04-02 at 12.04.55.png

ここではCOVID感染者数のCSVを使ってテーブルを作成しています。
Screenshot 2024-04-02 at 11.32.29.png
Screenshot 2024-04-02 at 11.33.13.png

カタログエクスプローラ右側のDelta Sharingにアクセスし、自分が共有をクリックします。データを共有をクリックします。
Screenshot 2024-04-02 at 11.33.30.png

共有名を入力して作成します。
Screenshot 2024-04-02 at 11.33.52.png
Screenshot 2024-04-02 at 11.34.07.png

アセットを追加をクリックします。スキーマにチェックを入れ権限を付与して選択をクリックします。
Screenshot 2024-04-02 at 11.35.06.png

保存をクリックします。このスキーマが共有対象となります。
Screenshot 2024-04-02 at 11.35.17.png

受信者を追加する前に東日本のワークスペースで作業します。

東日本ワークスペースでの作業

SQLノートブックを作成して以下を実行します。

SELECT CURRENT_METASTORE();
azure:japaneast:xxxxx

上の識別子をコピーしておきます。

(再度)西日本ワークスペースでの作業

カタログエクスプローラで上で作成した共有にアクセスし、新たな受信者をクリックします。共有識別子上の識別子を入力して、作成をクリックします。
Screenshot 2024-04-02 at 11.47.21.png

共有タブをクリックします。
Screenshot 2024-04-02 at 11.47.29.png

共有オブジェクトを選択して付与をクリックします。
Screenshot 2024-04-02 at 11.47.50.png

これで共有の設定は完了です。
Screenshot 2024-04-02 at 11.48.00.png

(再度)東日本ワークスペースでの作業

カタログエクスプローラのDelta Sharing > 自分と共有を選択し、上で設定されている共有が表示されていることを確認します。
Screenshot 2024-04-02 at 11.48.20.png

カタログを作成をクリックします。
Screenshot 2024-04-02 at 11.48.31.png

作成するカタログ名を指定して作成をクリックします。
Screenshot 2024-04-02 at 11.49.35.png

これでカタログエクスプローラは以下のカタログとして西日本リージョンのテーブルが表示されるようになります。
Screenshot 2024-04-02 at 11.49.47.png

東日本リージョンはサーバレスSQLが使えるので、データの確認もサクサクです。
Screenshot 2024-04-02 at 11.50.27.png
Screenshot 2024-04-02 at 11.50.44.png

ご活用ください!

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