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Databricksフリートライアルで見落としがちなクラウドプロバイダー課金について

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Databricks のフリートライアルを開始する際、クラウドプロバイダー(AWS / Azure)側で別途課金が発生するケースがあります。本記事では、トライアルを安心して利用いただくために知っておくべきポイントを整理します。

トライアルユーザーからのフィードバック

トライアルユーザーの方から以下のようなコメントをいただきました。

Databricks をトライアルで試しています。本家の他に、AWS と Azure 版を使ってみました。どちらも同じ UI で操作性は同じでしたが、AWS も Azure も NAT 他のリソースが作成されていて、それに気づかずしばらく課金されていました。トライアルでもクラウドプロバイダー版はクラウドプロバイダー側に別途課金がかかることは周知しておいた方がいいと思いました。

非常にもっともなご指摘です。この記事でその点を明確にしたいと思います。

ワークスペースの種類と課金の違い

Databricks のトライアルでは、2種類のワークスペースを選択できます。

項目 サーバーレスワークスペース クラシックワークスペース
インフラ管理 Databricks が管理 ユーザーの AWS/Azure アカウント内
トライアル中の Databricks 課金 トライアルクレジットでカバー トライアルクレジットでカバー
クラウドプロバイダー課金 なし あり(別途発生)
作成されるリソース なし(Databricks 側) VPC、NAT ゲートウェイ、サブネット等

ポイント: クラシックワークスペースを選択した場合、Databricks のトライアルクレジットとは別に、AWS や Azure 側でインフラリソースの課金が発生します。

クラシックワークスペースで作成される主なリソース

クラシックワークスペースをデプロイすると、お使いのクラウドアカウント内に以下のようなリソースが自動作成されます。

AWS の場合

  • NAT ゲートウェイ — 時間課金 + データ転送量課金
  • VPC — VPC 自体は無料だが関連リソースに課金あり
  • S3 バケット — ストレージ・リクエスト課金
  • セキュリティグループ、サブネット など

Azure の場合

  • NAT ゲートウェイ — 時間課金 + データ処理量課金
  • VNet(仮想ネットワーク)
  • ストレージアカウント
  • ネットワークセキュリティグループ など

特に NAT ゲートウェイは、クラスターを停止していても存在するだけで時間課金が発生するため、気づかないうちにコストが積み上がりやすいリソースです。

トライアルを安全に利用するためのポイント

1. まずはサーバーレスワークスペースを選ぶ

トライアルの目的が Databricks の機能を試すことであれば、サーバーレスワークスペースを選択することをお勧めします。クラウドプロバイダー側のリソース管理が不要で、追加課金の心配がありません。

2. クラシックワークスペースを使う場合はリソースを把握する

クラシックワークスペースが必要な場合は、デプロイ後に AWS コンソールや Azure ポータルでどのリソースが作成されたかを確認しておきましょう。

AWS の場合の確認手順:

  1. AWS マネジメントコンソールにログイン
  2. VPC ダッシュボードで、Databricks が作成した VPC・NAT ゲートウェイを確認
  3. 「コスト管理」>「Cost Explorer」で日別コストを確認

Azure の場合の確認手順:

  1. Azure ポータルにログイン
  2. Databricks 用のリソースグループを確認
  3. 「コスト管理」で日別コストを確認

3. 使わなくなったら必ずリソースを削除する

トライアル終了時やアカウントキャンセル時、Databricks のアカウントを解約しただけではクラウドプロバイダー側のリソースは削除されません。 手動で以下を行う必要があります。

  • AWS:VPC、NAT ゲートウェイ、S3 バケット等を削除
  • Azure:Databricks 関連のリソースグループごと削除

リソースを放置すると、トライアル終了後もクラウドプロバイダーから課金が継続します。

ドキュメントの記載

公式ドキュメント(AWS 版トライアルセットアップ)には、以下の注意書きがあります。

Databricks クレジットは Databricks の使用に適用されます。クラシックワークスペースをデプロイする場合、AWS は無料トライアル中および無料トライアル後に使用した AWS リソースに対して料金を請求します。

記載はされていますが、見落としやすい位置にあるのも事実です。この点については、ドキュメントやトライアル開始フローの UI での改善を社内チームにフィードバック済みです。

まとめ

やりたいこと 推奨
まず Databricks を試したい サーバーレスワークスペースを選択
自社 AWS/Azure 環境で検証したい クラシックワークスペースを選択し、クラウド側の課金を把握
トライアルを終了する Databricks 解約 + クラウドリソースの手動削除

Databricksのフリートライアル自体は非常に充実した内容ですが、クラシックワークスペースを選択する場合は、クラウドプロバイダー側のコストにご注意ください。本記事がトライアルを始める方のお役に立てば幸いです。

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