はじめに
vueを学習し始めて1年ほど経ったのでなんとなく使っていたインストール方法の違いを比較してみました。
本記事では、Vue.js プロジェクトを始めるための3つの一般的な方法、create-vue、Vite、Vue CLI を比較し、それぞれの特徴を紹介します。
1. create-vue
特徴:
- 公式推奨: Vue.js チームが推奨する最新のツール
- シンプルで高速: Vite をベースにしており、高速な開発サーバーとモジュールバンドルを提供
- 最新の機能: Composition API や TypeScript サポートなどをはじめ、Vue.js の最新の機能をサポート
インストールとセットアップ:
npm install -g create-vue
create-vue [プロジェクト名]
cd [プロジェクト名]
npm install
npm run dev
2. Vite
特徴:
- 高速な開発サーバー: ES モジュールをネイティブにサポートし、ホットモジュールリプレースメント (HMR) を高速に実現
- 柔軟性: Vue.js だけでなく、React や Preact などの他のフレームワークもサポート
- プラグイン豊富: 様々なプラグインが提供されており、機能を拡張可能
インストールとセットアップ:
npm install -g vite
vite create [プロジェクト名]
cd [プロジェクト名]
npm install
npm run dev
3. Vue CLI
特徴:
- 成熟したツール: 長年開発され、多くの機能を備えている
- UIベースのインターフェース: コマンドラインだけでなく、GUI を通してプロジェクト設定が可能
- 豊富な機能: webpack をベースに、ルーティング、ステート管理、テスト、ビルドなど、様々な機能を提供
インストールとセットアップ:
npm install -g @vue/cli
vue create [プロジェクト名]
cd [プロジェクト名]
npm run serve
比較表:
機能 | create-vue | Vite | Vue CLI |
---|---|---|---|
公式推奨 | ○ | ||
速度 | 非常に高速 | 非常に高速 | 比較的遅い |
柔軟性 | 標準的な設定 | 高い | 比較的低い |
機能 | 最新機能 | プラグイン豊富 | 幅広い機能 |
UI インターフェース | コマンドライン | コマンドライン | GUI あり |
参考:
補足:
- 上記のコードは、npm を使用していますが、yarn や pnpm などのパッケージマネージャーでも同様に利用できます。
- 各ツールには、詳細なドキュメントが用意されているため、必要に応じてドキュメントを参照してください。
まとめ:
- それぞれのインストーラーは、独自のメリットとデメリットがあるため、プロジェクトの規模やその時のニーズに合わせて、最適なツールを選択する方がいいと感じました。