はじめに
本記事では、DatadogにおけるAzureのコストマネジメント機能について解説します。
パブリックベータとして公開
Azure Tag Pipelines が Datadog のクラウドコストマネジメントのユーザー向けに、パブリックベータ版を公開しました。クラウドコストマネジメントとは、エンジニアリングチームが既に使用しているオブザーバビリティプラットフォームから、すべてのクラウドリソースのコストをきめ細かく可視化することができる機能です。Datadog はクラウドコストの変化を自動的に検出し、他のメトリクス、トレース、ログ、その他のテレメトリーとともにコストデータを可視化するため、コストの非効率性を容易に発見・修正することができます。
詳細はこちらから
https://www.datadoghq.com/ja/product/cloud-cost-management/
Azure タグパイプラインでできること
Datadog クラウドコストマネジメントで、今回新たに公開された Azure タグパイプラインを使ってできることは以下のとおりです。
ビジネス階層の作成:
ビジネスロジックに沿った新しい推論タグを作成します。
標準化されたタグ付け:
タグルールを作成し、タグの欠落や不正確なタグを修正することで、AWSとAzureのコスト全体に正確なコスト配分を実現します。
使い方
Azure タグパイプラインを使い始める場合は、Datadog の Infrastructure -> Cloud Costs に移動し、セットアップを行います。
まとめ
クラウドプラットフォームを使っていると、どうしてもコスト管理が難しくなってきます。最初の頃は整理して管理していても、使うサービスやインスタンスが増えてくるに従い漏れが出てきたりしますし、マルチクラウドでコスト管理をしようと思うとまたそれも大変だったりします。
Datadogであれば、(現状AzureとAWSのみですが)クラウドコストマネジメントの機能で、利用しているサービスとそのコストを可視化して管理しやすくできます。
ご興味ある方は、一度試してみてはいかがでしょうか。
ではでは。